大分県のタクシードライバー求人

大分県の法人タクシー事業者は80社あります。県内で一番大きな営業エリアは県庁所在地である大分市内であり、大分市内に本社や営業拠点を構える法人が多いです。
・法人タクシー会社：80社
・車両台数：1,991台
・個人タクシー数：134台

※ (一社)全国ハイヤー・タクシー連合会の調査による

大分県といえば、別府温泉や湯布院温泉など全国的にもよく知られた温泉地が多数あることで有名です。県内16市町村において温泉が湧出しており、令和2年3月末における源泉総数は何と5,088ヶ所、湧出量は294,646リットル/分で、源泉総数、湧出量ともに全国第1位を誇ります。特に源泉総数は、次ぐ2位の鹿児島県2,749ヶ所を大きく上回っており「日本一のおんせん県おおいた」をキャッチフレーズに掲げています。大分県の中央部を北東から南西に走る別府－島原地溝と呼ばれる大地の裂け目に沿うように多くの火山がそびえ、各地で火山性温泉が湧き出ています。別府温泉、湯布院温泉の他にも、県北東部の鶴見岳・由布岳の周辺に塚原温泉、湯平温泉。県南西部の九重火山群の周辺には筋湯温泉、川底温泉、宝泉寺温泉、七里田温泉、筌ノ口温泉、赤川温泉などがあり、一年を通して多くの観光客で賑わいますので周遊する観光客のタクシー利用は多く見込めます。

一方で、大分市内もタクシー利用者が比較的多いスポットとなっており、およそ13万平方メートルの敷地内にショッピングモール、飲食店街、映画館を擁する複合商業施設のパークプレイス大分や、上野丘公園内にある大分市美術館、高さ8m、周囲65mの巨大水槽には豊後水道や別府湾などに生息する約90種1500匹の魚が泳ぐ大分マリーンパレス水族館「うみたまご」など住民や観光客など多くの人が訪れます。

大分県の県庁所在地である大分市近隣に県内の人口が集中しています。また、有名温泉地の別府市も大分市と隣接していることから、大分市近隣が一番タクシー利用の多い営業エリアとなっています。多くの人流があるため乗客を探しやすく、効率的に走ることができ、安定した売上にも繋がるおすすめのエリアです。また、大分市近隣以外の市町村では、地域によって電車やバスの本数が少ない地域があり、高齢者の方などは顧客になりやすく、売り上げの安定にも繋がる場合があります。なお、大分県のタクシードライバー（タクシー運転手）の平均月間給与は201,900円、賞与を含めた平均年収は2,425,500円となっています。
※ (一社)全国ハイヤー・タクシー連合会の調査による

大分県は、九州地方の北東部に位置し、山地の占める割合が大きい県です。西部には九重連山、南部には祖母山・傾山がそびえており、このうち九重連山の中岳は九州本土の最高峰標高1,791mとなっています。平野部は北部の中津平野、中部の大分平野、南部の佐伯平野など限られた地域にのみ分布しています。海岸部は、北部から瀬戸内海に面しており、中部では豊後水道を挟んで四国地方に接しています。その最狭部の豊予海峡の幅は10キロメートルほどで、大分市の関崎と愛媛県伊方町の佐田岬によって挟まれる海峡です。南部の日豊海岸にはリアス式海岸が発達しており、日豊海岸国定公園に指定された美しい景観が楽しめます。

県内の主な国道は、福岡県北九州市から東九州の大分県・宮崎県を経由して、鹿児島県鹿児島市に至る国道10号や、福岡県久留米市から大分県大分市まで走る国道210号が主な国道です。国道10号は、九州地方内で完結する国道では最長の距離を誇り、東九州の大動脈となっています。高速道路は、大分自動車道、東九州自動車道が走っており、それに伴い大分県中津市から大分県日田市に至る総延長約50キロメートルの中津日田道路や、大分県速見郡日出町と大分空港を結ぶ大分空港道路も主要な道路となっています。大分市近隣に人口が集中しているため、混雑する道路も大分市内が多くある状態です。このエリアの地域ごとの交通事情や交通情報をいち早くキャッチし、営業に生かすことが重要なポイントになります。

大分県は、瀬戸内海、豊後水道に面した全体的に温暖な気候となっていますが、地域ごとに特徴が異なります。北部（中津市・宇佐市・豊後高田市・国東市・姫島村）は、冬季は関門海峡からの北西の季節風の影響を受け曇りの日が多いが夏季の晴天が多い気候です。中部（杵築市・日出町・別府市・大分市・由布市・臼杵市・津久見市）は、北西部にある山地の影響で、冬季は北部や西部に比べて天気がよく積雪はほとんどありません。西部（日田市・玖珠町・九重町・竹田市）は、内陸部に位置するため夏季は雷雨が多く降水量が豊富で、秋から初冬にかけて盆地で霧が発生しやすいです。南部（豊後大野市・佐伯市）は、県内では最も温暖多雨で、夏季に大雨が降ることがある。冬季は晴天が多く無霜地域も多い気候です。

大分県として設置されたのは明治4年ですが、この地域に人が暮らし始めたのは、豊後大野市の代ノ払遺跡の発掘により3万7000年前からと考えられています。古代には県の全部と福岡県の東部は豊国と呼ばれ、7世紀末頃に豊前国と豊後国に分けられました。鎌倉時代には、大友氏が豊後国の守護となりここから九州の大半を支配し、九州地方を代表する戦国大名になりました。また、清やポルトガルなどとの交易を盛んに行い、府内（現在の大分市）等では南蛮文化が花開き、キリスト教を積極的に保護し、豊後国の信者は3万人を超えたとされています。江戸時代は、中津、杵築、日出、府内（大分）、臼杵、佐伯、岡（竹田）、森（玖珠）の八藩が分立し、日田には九州の幕府領を管轄する代官所が置かれ、各地には肥後藩、延岡藩、島原藩の領地も点在しました。そのため、大きな都市は形成されなかったものの、代わりに各地それぞれに特色ある文化が生まれました。しかし、八藩それぞれで発展してきたため、八者八様の異なる考え方は県民の郷土意識を薄くさせ、県としてまとまらない協調性がない県民性と言われています。逆に言えば自主的で独立志向の高い人が多く、しっかりしており勤勉で質素、立派な商人の特徴を兼ね備えていると言えます。また、独立志向だからこそ人見知りで話しベタと誤解されやすいですが、内心は情熱的で温かい人が多くじっくり話を聞いて、信頼関係を築くことがうまくいくコツのようです。