兵庫県のタクシードライバー求人

兵庫県は大阪府や京都府と隣接していることもあり、タクシーの利用者数は比較的多いといえます。このタクシー需要に応えて、県内では213社の法人タクシーが設置され、車両は6,806台が存在します。これは、日本でも上位に入る数で、近畿地方では大阪に次ぎ京都を上回ります。加えて、福祉輸送限定の事業者も609社あるため、介護などの分野にも浸透しているといえるでしょう。

著名なタクシー会社としては、まず、最大手の東京・日本交通株式会社が、兵庫県神戸市を中心に事業を展開しています。この会社は、大手企業の法人や個人を中心に、ハイクラスな顧客を抱えているのが特徴です。使う車両も高級で、ドライバーにもハイレベルな教育が施されます。地域密着型としては、株式会社国際興業神戸や神戸相互タクシー株式会社が有名です。半世紀以上のキャリアを誇る会社で、保有車両は県内トップクラス。常連顧客が多いため、安定した稼ぎを期待できます。

【兵庫県の主要駅】
各線が乗り入れる三ノ宮駅(三宮駅)がダントツの乗降客数を誇ります。次いでJR線の神戸駅や明石駅、姫路駅、阪急神戸線の西宮北口駅は県内でも群を抜く利用者数の多さが特徴です。電車の利用客の中にはタクシー利用者も多くこれらの主要駅は大変狙い目です。三宮・元町エリアは県内でも最も活気がある地域でオフィスビルや、商業施設、飲食店が軒を連ねています。このため、買い物客やビジネスパーソンのタクシー需要が期待できます。

【兵庫県の観光名所】
兵庫県内に有名な観光スポットは幾つかありますが、特に注目度が高いのが世界文化遺産として登録されている姫路城です。日本で最も美しい城とも言われ、国内外から観光客が訪れます。他にも、加西市にある国宝一乗寺や、加東市の播州清水寺など歴史のある神社仏閣が多いです。西国三十三カ所巡りの札所に指定される霊場も兵庫県には多く、お遍路さんでタクシーが利用されることも。さらに、神戸市のポートタワーや天空に浮かぶ城として知られる朝来市の竹田城跡も人気ですが、アクセスに少し難があるため、タクシーが役立ちます。また、神戸市北区にある日本三古湯のひとつとして知られる有馬温泉をはじめ、宿泊・リゾート施設も豊富なので、国内外の観光客、旅行客からのタクシー利用が狙えます。

【兵庫県のスポーツ会場】
兵庫県は、高校野球の聖地であり人気プロ野球チームの本拠地として知られる阪神甲子園球場を擁し、神戸市内にはほっともっとフィールド神戸もあります。スポーツの他に各種イベントが行われることも多くタクシー利用が期待できます。また、Jリーグの試合が行われるノエビアスタジアム神戸も、稼ぎやすいスポットのひとつです。

【兵庫県の注目度が高いイベント】
祭りやイベントを好むのが兵庫県民の特徴の一つで、県内では各地で様々な催しがあります。例えば、神戸で行われる「みなとこうべ海上花火大会」は大人気。人でごった返すのですが、会場へのアクセスは電車だと不便なため、タクシーの需要が見込まれます。他には、イルミネーションで有名な神戸ルミナリエも期待できそうです。加えて、兵庫県南部の「播州秋祭りシリーズ」も魅力。秋になると連日連夜、各地で祭りが繰り広げられるのですが、この時には高揚感も手伝って、タクシー需要が増します。

兵庫県のタクシードライバー（タクシー運転手）の平均月間給与は244,200円、賞与を含めた平均年収は3,109,500円となっています。
※ (一社)全国ハイヤー・タクシー連合会の調査による

【観光客とインバウンド需要が見込める】
兵庫県は大阪府や京都府に隣接し大阪国際空港（伊丹空港）や神戸空港を擁するほか、神戸市や世界遺産の姫路城など豊富な観光資源を有していることから、訪日外国人に人気があり、観光客が多く訪れる県です。

【ビジネス利用が多い】
神戸市は大阪市や京都市に並んで経済的にも独自に発展を遂げてきている都市で、海外との交流が盛んなのも特筆点です。このため、国内外の法人が、ビジネス目的でタクシーを利用する機会が少なくありません。特に法人顧客はリピート利用も多いですから安定した売り上げを確保しやすい機会になりえます。

【北部エリアも見逃せない】
兵庫県の南部は神戸市をはじめ開発の進んだ都市が多いですが、兵庫県北部は自然や田園風景が広がるエリアが多い特徴があります。神戸市のような利用シーンは期待できないですが、過疎化が大変進んでいる地域でもあるので高齢者などからの需要は見逃せません。ちなみに高齢者は気に入ったドライバーが居た場合指名して配車依頼してくるような声もあり、固定客が付くチャンスがあります。各地の伝統的文化を活かして観光客誘致も積極的に行っている地域が多いので観光客のの利用にも期待できます。

日本の縮図と表現されることもある兵庫県では、エリアによって交通事情は大きく異なります。神戸市や明石市のように、高度な路線網と自動車道が整備されているエリアもあれば、宍粟市など交通手段が乏しい所もあります。また、南部と北部がそれぞれ海に面しており、本州から淡路島にわたる明石海峡大橋や、四国と繋がっている大鳴門橋を有しているのも特徴。淡路や四国と本州を繋ぐ、玄関口としての役割を担っています。

高速道路は多数整備されており、京都や大阪、岡山などへのアクセスは良好です。第二神明高速道路や山陽自動車道、舞鶴若狭自動車道が代表的。他は国道2号線も良く利用されています。

【兵庫県の歴史について】
兵庫県の県域ではかなり古くから、農耕などを中心として集落が築かれていた形跡があります。土地の支配権は豪族のものでしたが、後に朝廷の力が及び、播磨や但馬などの国が置かれました。平安時代には港が設置され、中国との貿易で発展しはじめます。国際的な交流は、この頃から始まったようです。戦国時代なると武器の需要が高まったために、商工業が発展しました。同時に、豊臣秀吉や明智光秀などがしのぎを削る戦の舞台にもなり、幾つもの戦乱を経験しています。江戸時代末期には神戸港が海外との貿易を開始し、国際都市として成長をはじめました。明治9年になると「兵庫県」の名称に改められ、同時に淡路などが加わったことにより、現在に近い形になります。昭和になると戦争、平成では大震災で大きな被害を受けますが、復興を遂げました。現在はスプリング8に代表されるハイテク設備を保有する他、コウノトリの繁殖を支援したり、世界最大級の光学望遠鏡を設置したりと、多様性を大事にしつつ発展しています。

【兵庫県の県民性】
北部と南部、沿岸部と山間部でも違いますが、一般的に男性はおおらかで、女性は少々が我が強い一面があるようです。いずれも兵庫県に対する帰属意識は低く、他県民には「神戸出身」とか「姫路の生まれ」と紹介する傾向があるとされます。