タクシー会社の面接時の注意点とポイント!志望動機はどうやって書く?落ちないためのポイント
タクシー会社の面接は一体どのようなものなのでしょうか?一般企業の採用面接とタクシー会社の面接との違いは?タクシー会社特有の面接内容とは?実際の面接で聞かれる内容や、タクシー会社の面接官がチェックしているポイントなど、実際に数多くタクシー会社の面接に立ち会っているキャリアアドバイザーがその裏側をお伝えします!
タクシー会社の面接に臨む際の注意点
タクシー会社であっても、面接時の注意点は大きく一般企業とは変わりません。当たり前のことも多いですがしっかりとポイントを押さえて面接官の印象を悪くしないように心がけましょう!
タクシー会社の面接時の服装
タクシー会社の面接には、やはりスーツで行くのが一般的です。中には、スラックスにジャケットを羽織って面接に面接に来られてしまう方もいるようですが、タクシーのお仕事は接客業で、他のお仕事よりもお客様から見られる場面が多いため、タクシー会社の面接官もあなたの『見た目』を厳しくチェックしています。スーツを着用する場合は以下の点に注意しましょう。
タクシー会社によっては、スーツを着用せずに面接に来た場合に無条件で不合格にしてしまうという場合もありますので、最低限、面接に臨む姿勢として、スーツ着用は必須にしてください。
面接時の服装と身だしなみの注意点
- 服装はスーツが必須。色は黒が無難。どうしても黒が無い場合でも可能な限り暗めの色を選ぶ
- 靴はちゃんと磨かれていて、ズボンにはアイロンでしっかりと折り目がついているものを着る
- 男性の場合は、髪型は短く整えられていて、髭がきれいに剃られているか。
履歴書記入での注意点
履歴書は、タクシー会社の面接官があなたの経歴を確認するためだけのものではなく、あなたのタクシー会社への熱意を伝える場でもありますので、項目をしっかり埋めて、丁寧に記入するようにしましょう。
特に、今までの職務経歴と志望動機は面接官が必ずチェックするポイントですので、注意してください。
例え今までの経歴に就業期間が短い職場があったとしても、全てしっかりと記載してください。ここで記入が漏れていて、内定後の前歴確認で履歴書との相違が発覚した場合、最悪、内定が取り消しになってしまうこともあります。
履歴書記入時のチェックポイント
- 写真はスーツ姿で取られていて、履歴書にまっすぐに貼付されているか。
- 職務経歴は、漏れなく全て正確に記載されているか。
- 志望動機の欄は空白ではなく、記入欄に余白がない程度しっかりと記載されているか。
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面接時のマナーと注意点
身だしなみと履歴書の準備がしっかり出来たらいよいよ実際の面接です。面接はどうしても緊張してしまいますが、最低限のマナーはしっかりと押さえておきましょう。以下のチェックポイントは、遅刻をしない、挨拶を必ずするなど社会人として当たり前のことばかりですが、面接時には緊張してしまい、普段できると思っていることも忘れてしまうことがあります。自分がきちんと面接対応できるか不安がある方は、遠慮なくキャリアアドバイザーにご連絡ください。面接の前に丁寧なレクチャーを致しますのでご安心くださいね。
面接時のチェックポイント
- 面接をしてもらうタクシー会社には10分前には到着する。遅刻は厳禁。
- 面接の部屋に入室する際は、ドアを必ず3回ノックし、「失礼します。」と言い入室する。
- 入室したら、名前を名乗り、「本日はよろしくお願いいたします。」と挨拶をする。
- 席に通されたら、面接官が「どうぞ、お座りください。」というまでは着席はしない。
- 質問をされたら、はっきりとした口調で返答をする。
タクシー会社の面接の対策
ここからはより具体的に、タクシー会社の面接での聞かれることや、タクシー会社の面接官が見ているポイントなどをご紹介します。他業界ではあまり聞かれないようなタクシー会社特有の質問もありますので、初めてタクシー会社の面接を受ける方は、ぜひご確認ください。
《タクシー会社の面接でよく聞かれる質問》
- 過去に運転をしていて、事故暦は違反暦はないか。→タクシーはお客様の命を預かるお仕事ですので、面接官としては「この人は安全な運転ができるか。」というポイントを注意深くみています。また、もし違反暦があり、免許の違反点数が累積していた場合には、免停になってしまうリスクがあるため、マイナス要素となってしまうことがあります。免停になってしまうと、その期間は乗務できなくなってしまうため、そのリスクをタクシー会社としては、考慮するためです。
- 過去の職歴の転職理由などういったものか。→これは、一般企業の面接でも必ず聞かれることですが、タクシー会社の面接でもほぼ必ずこの質問をされます。もちろん全て正直に伝えることが大前提ですが、すこしネガティブな理由で退職に至ってしまい、面接官にどのように伝えたらよいのかわからない場合は、キャリアアドバイザーまでお気軽にご連絡ください。
- 今までの大きな病気をしたり、今飲んでいる薬はないか。体調に不安はないか。→タクシー会社では、面接の後に必ず健康診断を受けた後に内定という形になるのですが、面接時にも口頭や、アンケートなどで健康状態をチェックされる場合もあります。タクシーはお客様の乗せるお仕事なので、万が一急な体調不良などで事故を起こしてしまったときのリスクがあるため、健康状態に関しては、特に厳しくチェックされます。心臓病や心筋梗塞、の脳梗塞の経験や、糖尿病を患っているなどの場合には、内定が出ない場合も多くあります。既往歴があったとしても、完治している場合は内定となる場合も多くありますので、その旨を正しく伝えるようにしましょう。
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応募先が遠方の場合の企業側の対応
リモート面接
遠方の面接になる場合、電話面接やWeb面接などのリモート面接はほとんどのタクシー会社で対応してくれます。ただしリモート面接だけで内定を獲得できない場合もあり、一次面接はリモートで実施するが後日の二次面接で来社を求められることもあります。しかし、一次面接で企業担当者の方から会社の説明もしっかり受けることで入社時のイメージも湧きますのでリモート面接はぜひ積極的にお願いしてみることをおすすめします。
リモート面接の注意点
まず、リモートとはいえ面接であることに変わりないという認識を持ちましょう。ご自身の経歴やタクシードライバーに対する志望動機などは実際の面接同様に質問が来ますので、事前に企業のWebサイト等を見ておきその企業の特徴などは抑えておくことが重要です。またその企業に関する質問をいくつか準備しておくと、入社を本気で検討しているという姿勢も伝わります。また面接官から見える部分が顔と声だけになる点にも注意が必要です。見える部分が限られることで表情や声のトーンだけで印象が相手に伝わってしまいます。できる限りにこやかに、元気よく話すことを心がけることが重要です。自宅などで気軽に受けられるリモート面接だからと言って準備不足のまま臨まないように注意しましょう!
出張面接や合同説明会出展なども
全てのタクシー会社が実施している訳ではありませんが、大手タクシーグループを中心に不定期で会社説明会が各地で開催されています。または出張面接を実施してくださるタクシー会社もありますので、もしご興味があれば、直接タクシー会社に応募したうえで相談してみるか、担当キャリアアドバイザーに相談することをおすすめします!
面接で落ちる事もある!?タクシーで不採用になる可能性とは
タクシー業界の求人は、他の職種に比べて比較的多いですが、不合格になることもある要注意の分野です。未経験者を歓迎する企業や高額給料の機会があるため、非常に魅力的な職業です。ただし、タクシー会社は一般的に採用基準を設定しており、人手不足の状況でも基準に適合しない人は採用されないことがあります。実際、東京の大手タクシー会社も基準を満たさない応募者は面接で不合格になることがあるという事例もあります。
タクシーの面接で不採用になる原因
事故や違反歴
タクシーの面接で不採用になる可能性の高い原因の一つは、過去の事故や交通違反歴があることです。タクシー運転手は、乗客の安全を確保しなければならないため、事故や違反歴があると不採用のリスクが高まります。
実際に、事故や違反歴がある人がタクシー運転手として働いた場合、営業中に再び事故を起こしてしまい、退職せざるを得ないケースもあります。過去に何度も事故や違反がある場合、ゴールド免許を取得してからタクシー運転手の試験を受けることも一つの方法です。
健康状態が悪い場合
タクシー運転手は、お客様を安全に送迎するため健康状態が悪いと不採用になる原因になります。 また、タクシー業務は原則シフト制で夜通し働く場合もあるため、健康状態は大事です。 タクシー会社では、内定を貰う前に健康診断で検査があります。 タクシー会社の受験をする前に健康診断を行い、健康状態が悪くないか確認してから受験することをオススメします。
コミュニケーションスキルに不足がある
タクシー運転手は通常、単独で業務を遂行しますが、乗客に対する基本的なコミュニケーションや接遇のスキルは求められます。コミュニケーションスキルが明らかに不足していると見なされると不採用の要因となります。お話上手である必要はまったく無いものの、車内でのコミュニケーションにおいて乗客を不安や不快にさせないための最低限のコミュニケーションスキルが求められます。
年齢が高すぎる
年齢が高い場合、健康状態や資格取得が難しいことから、面接で不採用になることがあります。特に、8時間以上の隔日勤務や体調に関する問題など、通常の正社員とは異なる労働条件や時短勤務の制度を導入する企業もあります。したがって、年配の応募者に対する待遇配慮は企業によって異なりますので、適切な会社を見つけるために問い合わせを行い、状況を確認することが重要です。
タクシー会社が求める要件とは!?
安全な運転が最も必要な資質
タクシーは運賃を受け取り、お客様を目的地まで安全に運ぶ「運輸事業」です。お客様を乗せた状態での交通事故は極力避けなければならず、そのために「安全運転」は最も重要であり、絶対に必要な資質です。
もちろん、交通事故の発生は他のドライバーや歩行者の行動にも依存しますので、事故を完全にゼロにできるわけではありません。しかし、事故の発生率が高いドライバーと低いドライバーが存在し、安全運転を継続的に実践することが非常に重要です。したがって、過去の運転経験において、長期間にわたり事故や違反がないという経歴は、大きな強みとなります。
ただし、過去に大きな事故を経験したドライバーでも、それを教訓として安全運転に取り組んでいる人は多く存在します。現在の安全運転への取り組みを熱心に語り、応募先のタクシー会社に理解を得ることも重要です。
内面の平静を維持できることが大切
安全運転を持続的に実践するためには、以下のような適性が求められます。まず、心の穏やかさを保つことが非常に重要です。些細なことでイライラしやすい人は、荒っぽい運転をする可能性が高く、乗客に不快感を与える可能性があります。
逆に、問題に対処する際に冷静な心を保ち、解決に向けて努力する姿勢を持つ人は、タクシー運転手にふさわしい適性を持っていると言えます。ただし、性格の特徴は良い点と悪い点を兼ね備えています。心の穏やかさを保つことは大切ですが、のんびりしすぎて常に警戒心を欠いたり、適度な怒りや焦りの感情を持たないことも別の問題を引き起こす可能性があります。バランスを保ちつつ、適切な心の姿勢を持つことが必要です。
コミュニケーション能力が高い人
有利なアピールポイントとして、「コミュニケーションスキルが高い」という点が挙げられます。タクシーは本来運輸事業ですが、車内でお客様との時間を共有するため、顧客への接遇が非常に重要です。実際、「タクシーは究極のサービス業である」という意見もあります。
皆さんの中には、タクシーに乗車した際に、運転手が返事を小声でボソボソとするか、あるいは無言のまま出発する運転手に出くわした経験があるかもしれません。出発後も運転手から一言もコミュニケーションがなく、車内が気まずい沈黙に包まれることがあるでしょう。このような状況では、お客様は不快な思いをし、次回以降の利用をためらうかもしれません。そのため、気軽に会話を楽しめる運転手のほうが、お客様にとって好印象を与え、サービス体験が向上します。
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