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個人タクシーの運転手になる条件とは?法人タクシーとの違いとは

個人タクシーの運転手になる条件とは?法人タクシーとの違いとは

タクシー運転手には大きく分けて、個人タクシーと法人タクシーの2種類があります。法人タクシーは、タクシー会社が所持するタクシーのこと、もしくは会社に所属して乗務する運転手のことを指します。その一方で個人タクシーがあります。個人タクシーは、法人タクシーとは何が違うのでしょうか?また、個人タクシー運転手になるにはどうしたら良いのでしょうか?今回は個人タクシーに焦点を当てて見ていきましょう。

 

個人タクシーとは

個人タクシーとは、会社に所属せずに個人事業主として乗務をするタクシー、またはその運転手のことです。企業に所属しないため、乗務の自由度が上がり、タクシー車内の雰囲気も働き方も自由に選べる魅力があります。

個人タクシーの運転手になるには、まず法人タクシーの運転手として働く必要があります。法人タクシーの運転手になるには、タクシー会社の採用面接を受けて合格する必要があります。その後に研修を受けて資格を取れば、法人タクシー運転手としてお客様を乗せることができるようになります。

 

個人タクシーの運転手(事業者)になるための条件

10年のタクシー乗務経験が必要になる

法人でタクシー乗務をするためには、二種免許が必要になり、東京・神奈川・大阪の一部の都心エリアで働くには、その土地について豊富な知識が必要となることもあり、地理試験の合格が必要となります。タクシー会社に採用された後、約1ヶ月間の研修を受けて資格を取得すれば、タクシー運転手として乗務を始めることができます。個人タクシー運転手になるには、タクシー会社に所属し、タクシーやハイヤーの運転手として10年働く必要があります。

個人タクシーの運転手に憧れるのなら、いち早く法人タクシーの運転手として働き始めることをおすすめします。
でも、「タクシー会社の選び方が分からない…」、あるいは「おすすめのタクシー会社を知りたい…」と感じている方のために、ドライバーズワークでは業界に精通したキャリアアドバイザーが無料でご質問に対応しております。少しでもタクシー運転手にご興味のある方は、まずは話だけでも聞いてみると良いでしょう。

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条件は年齢によって変わる

個人タクシーの運転手になるための条件は、年齢によって違いがあります。以下の表で詳細を確認してみてください。

個人タクシー事業者になる条件
年齢条件
35歳未満
  1. 申請する営業区域において、申請日以前継続して10年以上同一のタクシーまたはハイヤー事業者に運転者として雇用されている。
  2. 申請日以前10年間無事故無違反である。
35歳以上
40歳未満
  1. 申請日以前、申請する営業区域において、自動車の運転を専ら職業とした期間が10年以上ある。
    ※一般旅客自動車運送事業用自動車以外(トラック・スクールバス等)の自動車の運転を職業とした期間は50%に換算。
  2. 1.の運転経歴の内、タクシー・ハイヤーの運転を職業としていた期間が5年以上ある。
  3. 申請する営業区域において、タクシー・ハイヤーの運転を職業としていた期間が申請日以前継続して3年以上ある。
  4. 申請日以前10年間無事故無違反の者は、40歳以上65歳未満の要件による事ができる。
40歳以上
65歳未満
  1. 申請日以前25年間のうち、自動車の運転を専ら職業とした期間が10年以上ある。
    ※一般旅客自動車運送事業用自動車以外(トラック・スクールバス等)の自動車の運転を職業とした期間は50%に換算。
  2. 申請する営業区域において、申請日以前3年以内に2年以上タクシー・ハイヤーの運転を職業としていた者である。

つまり、個人タクシー運転手として働きたいと考えている方は、55歳までにタクシー業界で働き始める必要があります。法人タクシーで経験とスキルを得ながらも、上記の条件を守り、個人タクシーの運転手になる準備をしていきましょう。個人タクシーになるための条件は年齢が上がるにつれて緩和されていきます。例えば、年齢が35歳以下の場合には申請日以前10年間、無事故無違反である必要がありますが、35歳以上は3年間以上の無事故無違反が条件となっているのです。

ただ、年齢が何歳であろうとドライバー業を10年以上継続していることが条件なので、どちらにしても個人タクシーの運転手になる道は簡単とは言えません。さらに、運転経歴の計算方法は「在籍証明書」、「乗務員台帳の写し」、「タクシーセンターの発行する運転者登録原簿」や「社会保険の加入状況を証明するもの」で確認していきます。例えば、在籍証明書で入社が確認できても、社会保険に未加入の場合はその期間をカウントされませんので、ご注意ください。

営業区域に住む必要がある

個人タクシーになれば自由になると考えている方もいるでしょう。たしかに経済的・時間的な自由はできるかもしれませんが、営業区域に関しては決まりがあります。個人タクシーの運転手は営業する区域に住み、原則として自宅と営業所が同一でなくてはなりません。例えば、東京都の場合「多摩地区」に住んでおり、そこに営業所を構えた場合、「東京23区・三鷹市・武蔵野市(武三地区)」での営業は禁止されています。将来的に個人タクシーになりたいと考えている方は、この営業区域のことも加味して住居の場所も選んでいきましょう。

 

個人タクシーと法人タクシーの違い

個人タクシーは、個人事業主が運営するタクシー業の形態です。この形態では、タクシーの所有者と運転手が同じ人物であり、自分の車を使って利用者を目的地まで運ぶことが特徴です。個人タクシーの最大の利点は、業務の柔軟性が高いことです。運転手は自身のライフスタイルに合わせて働くことができます。また、全ての収益が運転手自身に入るため、成功すれば収益も大きくなりますが、一方でリスクも個人が負担する必要があり、ビジネススキルや経営知識が求められます。

一方、法人タクシーは法人組織(株式会社や有限会社など)が運営する形態を指します。ここでは、タクシーの所有者(会社)と運転手が異なり、運転手は会社から給与を受け取ります。法人タクシーの利点には、所属する会社のリソースやノウハウを活用できること、安定した給与を得られることが挙げられます。ただし、運転手は拘束時間が長く、時間的な自由度が低いことや、売り上げの一部を会社に支払う必要がある(歩合給)といったデメリットも存在します。

要するに、個人タクシーは個人が自分の車を使ってタクシー業を営む形態で、柔軟性が高いがリスクも大きい。一方、法人タクシーは会社が運営し、給与が安定しても拘束時間が長く自由度が低いという特徴があります。

個人タクシーと法人タクシーの違い
個人タクシー法人タクシー
免許・経験・第二種免許取得
・タクシー運転者等の経験10年以上
(申請者が35歳未満の場合は同一タクシー会社に限る)
・法令地理試験に合格すること
第二種免許を取得していれば可
地理・申請する 営業区域での経験が申請前に継続して3年以上であること
(申請者が35歳以上40歳未満の場合)
・法令地理試験に合格すること
東京、神奈川、大阪など一部の地域では地理試験に合格すること
安全・申請前3年間無事故無違反
(申請者が35歳未満の場合は10年間無事故無違反)
・指定された条件の任意保険に強制加入
特になし
資金・160万円以上 ※関東の場合特になし
設備・車庫、整備などすべて自己負担全て会社負担
住居住居(自宅)と営業所が同一であること特になし
定年平成14年2月参入以降は、期限付き(75歳)
(平成14年1月以前参入者は、条件付で期限なし)
法人の規定による
住居住居(自宅)と営業所が同一であること特になし
車両専用車両(一人一車制)一台を社員複数名で使用

 

個人タクシーと法人タクシーの見た目の違い

ここまで制度的な違い、運転手になるための条件の違いについて紹介してきましたが、個人タクシーは見た目に関しても法人タクシーとは異なります。見た目に関しては大きく2つの違いがあります。

1つは、ボディーに書かれている文字です。個人タクシーには、車体側面ドア付近に「(個人)」との表示があります。車体の色と文字の色によって、見えにくくなっているものもありますが、良く見ると表示を見つけることができるでしょう。

もう1つは、行灯(あんどん)です。タクシーのルーフ(車体の上部)に何か乗っているのを見たことはあるでしょう。注意して見ると「○○交通」のように会社名が分かるようになっています。そのため、会社によって行灯の色や表記、形は異なります。業界の人やタクシーが好きな人なら、行灯を見て法人タクシーか個人タクシーかはもちろんのこと、会社名を言い当てることは容易なことです。
個人タクシーの行灯にもいくつかの種類があります。例えば、全国個人タクシー連合会(略称:全個連)はでんでん虫グループと呼ばれており、かたつむりの形をした行灯です。また日本個人タクシー連合会(略称:日個連、NKR)はちょうちんグループと呼ばれ、ちょうちん型の行灯です。この全個連にも日個連にも属さない個人タクシーも存在し、かまぼこ型や流れ星型の行灯も存在します。

個人タクシーの優良ドライバーのみが付けられるマスターズマーク

一部の個人タクシーには、三ツ星の行灯を装備しているものがあります。これはマスターズマークと呼ばれ、1998年に制定された優良個人タクシー事業者認定制度に合格したタクシーにのみ取り付けが許されています。
このマスターズマークを取得するには、一ツ星、二ツ星の認定を受けた上で、さらに申請を出し、マスター認定委員会の厳しい審査を受けなければ認定されないという、かなりハードルの高いものとなっています。運転スキルのみならず、接客スキルにも秀でた個人タクシー運転手であることを証明する
マスターズマークは、個人タクシー運転手なら誰もが欲する称号と言えるでしょう。

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個人タクシー運転手の4つのメリット

メリット1:営業で得たお金をすべて自分がもらえる

タクシー会社に勤める法人タクシーの運転手の場合、給料の制度として歩合給を採用されていることがほとんどです。売り上げに対して歩率の分だけ、給料にプラスされるという仕組みです。歩率の高い会社でも65%ほどとなり、歩合以外の部分、この場合で言うと残りの35%はタクシー会社の収益となります。一方、個人タクシーの場合には、売り上げた金額すべてを自分がもらえる100%完全歩合給となります。自分の営業力次第で、効率良く稼いでいくことができるでしょう。

メリット2:時間的な拘束がない

個人タクシーは自営業となりますので、時間的な拘束がないというメリットがあります。もちろん働いて稼がなければ給料が減ってしまいますが、時間に融通が利くのはメリットでしょう。家族が急に体調不良になったときなど急用にも対応できますし、時間を自分で決められるため、介護などをしながら働くこともできるでしょう。時間に決まりがないため、割増運賃で料金の高くなる早朝・深夜だけ働くことや、昼間だけ働くことも可能です。
また、法人タクシーの場合には出社して担当となる車両の整備や準備、点呼、出庫点検などが必要になります。個人タクシーでも整備や点検は必要ですが、出勤や点呼などにかかる時間を削減できるメリットがあります。例えば、法人タクシーでこの通勤時間や点呼の時間が毎日2時間程度かかり、タクシードライバーの一般的な隔日勤務で月12日乗務すると、年間で288時間にもなります。この時間を個人タクシーの場合に乗務に充てたらと考えると、時間的な拘束がないのは大きなメリットと言えるでしょう。

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メリット3:好きな車両で仕事ができる

法人タクシーの場合には、どの車に乗るかはタクシー会社が決めます。しかし、個人タクシーの場合には自分で車両を準備するため、好きな車両に乗れるというメリットがあります。車種やグレードを自分で選び、好みの車でタクシーの営業ができます。車が好きな方は特に、自分の好みの車両で仕事ができるのは嬉しいことでしょう。

メリット4:定年が75歳になる

タクシー会社の規定として定年が決められており、法人タクシーとして働く場合には基本的に60歳~65歳で退職となります。健康状態などによっては定年を超えても働かせてくれることもありますが、必ず運転させてもらえるとは限りません。しかし、個人タクシーの場合には定年は75歳となります。長く働きたいと考えている方には魅力的なメリットです。

個人タクシー運転手の4つのデメリット

デメリット1:車両の設備にかかる費用は自分が負担する

タクシー営業に使う車両を購入する費用や、ガソリン・税金・車検・整備など維持にかかる費用は自分で負担することになります。売り上げの費用はすべてもらえますが、初期費用やメンテナンス費がかかることは念頭に置いておきましょう。個人タクシーは自営業ですので、開業するにあたっては、それ相当の資金も必要になります。目安として設備資金に80万円以上、運転資金に80万円以上、その他車庫代や車の保険代などがかかり、200万円程度が必要になります。

デメリット2:ケガや病気で体調不良になったら収入を得られない

売り上げはすべて自分のものになりますが、自分が売り上げを得られなかった場合には、収入が得られないというデメリットがあります。法人タクシーであれば、売り上げが少なくても基本給として支給されますが、個人タクシーの場合にはそうはいきません。また、ケガや病気で出勤できなくなったときも法人タクシーの運転手には基本給があり、有給休暇を活用することも可能です。

デメリット3:事故やトラブルの対応が必要となる

タクシー営業をしていると、事故を起こしてしまったり、事故に巻き込まれてしまったりすることもあります。タクシー会社によっては事故・トラブルの対応をしてくれます。一方、個人タクシーの場合には事故やトラブルが起こっても自分で対応することになるデメリットがあります。

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関連記事 タクシーで起きるトラブルとは?また対処方法は?

デメリット4:営業活動以外に確定申告などの申請が必要となる

タクシーを走らせ、お客様を乗せる営業活動が基本的な仕事となり、法人タクシーの場合にはタクシーの営業だけを行っています。しかし、個人タクシーの場合には営業活動以外に確定申告などの申請が必要となることには注意が必要でしょう。

 

個人タクシーの平均年収

個人タクシーの平均年収は約340万円程度ですが、これはあくまで全国平均であり都市部と地方では収入の格差が存在します。特に都市部ではタクシーの需要が高く、乗客数が多いため収入が高くなります。一方、地方では需要が限られるため収入は相対的に低くなる傾向があり、収入が最も高い地域と低い地域とでは年収に200万円を超える差がでています。

しかし以下のような効率的に稼ぐポイントを押さえれば、個人タクシードライバーの年収を向上させることが可能です。

・空車率の低減
空車率を低く抑え、需要の高いエリアや時間帯に的確に移動し空車時間を減らしましょう。
・高単価エリアでの営業活動
高単価エリアでの乗務を積極的に行うことで、収入を増やすことができます。タクシーの利用頻度が高い場所や、深夜帯に長距離利用される場所を把握して需要が高まるエリアに注力しましょう。
・顧客の利便性向上
顧客がタクシーを利用しやすい環境を提供することも重要です。クレジットカード決済やアプリを活用した予約システムなど便利なサービスを提供することで需要を増やすことができます。
・定期契約の獲得
定期契約を獲得することで、安定した収入を確保することができます。企業や施設との連携を図り定期的な輸送ニーズを担当することを目指しましょう。

以上のように効率的に稼ぐポイントを押さえれば、年収1000万円も夢ではありません。

 

個人タクシーの開業資金の目安

個人タクシーの開業資金の目安は、一般的に300万円から500万円程度といわれています。ただし、新車を用意する場合は開業資金が高くなる傾向があります。また、タクシー業務には特別な保険が必要であるため保険料の支払いや免許関連の費用も開業資金に含める必要がありますし、さらに開業時には集客や顧客獲得のためにタクシーの宣伝や広告費用も考慮する必要があります。その他ガソリン代や車両のメンテナンス費用、税金や手数料など日常的な経費も開業資金に含めるとよいでしょう。
開業するにあたっては、事前にどの程度の資金が必要になるのかを把握し、適切な計画を立てることが重要です。また、金融機関からの融資や補助金制度を調べて活用することもおすすめします。

 

個人タクシーの運転手になるための方法と手順とは?

個人タクシーの運転手になるための3つの方法・手段

個人タクシーの運転手になるには以下3つのいずれかが必要になります。

  • 新規に許可を得る(新規許可)
  • 既存の個人タクシー事業者から事業を譲り受ける(譲渡譲受)
  • 既存の個人タクシー事業者の事業を相続する(相続)

それぞれ審査基準と年齢や運転経歴、法令遵守状況、資金計画などの諸々の条件をクリアしてはじめて申請、試験を受けることができるのです。

個人タクシーの運転手になるまでの手順

ここまで、個人タクシードライバーになる条件やメリット・デメリットについてお話してきましたが、そもそも個人タクシーの運転手になるにはどうやったらなれるのか、大まかな流れを簡単にご説明します。

  1. 地方運輸局に申請する
  2. 法令・地理試験を受験する
  3. 試験に合格し許可証を受け取る
  4. 事業所開始届を提出する

個人タクシーの申請は、営業区域ごとに地方運輸局で行います。申請時期や試験日などは、各地域の管轄ごとに違いますので、申請の際事前に確認しておくようにしましょう。これは、新規で申請する場合も譲渡の場合も同様です。申請が終わると、次は試験です。法令・地理試験に受験する必要があります。また、年齢制限や運転資金、運転経歴などの諸々の条件がちゃんとクリアできているかどうかをこの時点で判断されます。

すべて合格だった場合に許可書が発行されます。その後、事業所開始届を提出すれば、晴れて個人タクシー事業を開始できる流れとなっています。営業が開始できるまでの期間は、例えば11月実施の試験で合格した場合は、2月頃です。

個人タクシーの試験内容

個人タクシーの開業にあたっては、法令試験と地理試験の両方に合格する必要があります。

以下に試験内容と地理試験の免除条件についてご紹介します。

・法令試験
法令試験は、タクシー業務に関連する法律や規則に関する知識を問われる試験です。一般的に、45問中41問以上正解する必要があります。解答方式は語群選択式や〇×式が一般的です。
・地理試験
地理試験は、開業申請する区域の道路や交差点の名称、建造物、駅などの知識を問われる試験です。目的地まで向かう際の最短ルートやそのルートの走行距離・所要時間・運賃などについても出題されます。一般的に、30問中27問以上正解する必要があります。解答方式は語群選択式や〇×式が一般的です。

なお、開業申請区域にてタクシー・ハイヤー会社に乗務員としてのみ10年以上継続勤務し、かつ過去5年間無事故無違反である方と、開業申請区域のタクシー・ハイヤー会社に乗務員としてのみ15年以上継続勤務し、過去3年間の無事故無違反である方は地理試験の免除が認められることがあります。免除条件の詳細については、各都道府県や地域のタクシー協会や運輸局のウェブサイトで確認することをおすすめします。

【重要】2024年2月29日付で、東京都、神奈川県、大阪府で「輸送の安全及び利用者の利便の確保に関する試験」のうち地理試験の廃止が決定しました。詳細は各協会または組合へご確認ください。

開業を支援してくれるタクシー会社

個人タクシーを開業したいエリアが決まっている場合、そのエリアにあるタクシー会社に所属することが効率的です。既存の会社に加入することで、すでに確立された営業エリアでの運行をスムーズに始めることができます。また、一部のタクシー会社は、個人タクシーの開業を積極的に支援・サポートしています。営業区域の規定には注意が必要ですが、このような会社に所属することで、開業に関するアドバイスやサポートを受けることができます。制度を活用することで、スムーズな開業が可能です。

開業支援をしているタクシー会社

日本交通株式会社

国際自動車株式会社

二重交通株式会社

日本交通株式会社

日本交通は、タクシードライバー向けの新たなキャリアパスとして、個人タクシー事業者との業務提携をスタートしました。この提携の最大の利点は、個人事業主として独立した後も「日本交通のブランドで営業を続けることができる」という点です。日本交通の個人タクシーキャリアパスには、「無線配車」「日本交通専用乗り場」「四社タクシーチケット」「アプリ配車」といった、日本交通のサービス基盤を活用する機会が提供されます。

この提携において、運行管理規定などは原則として、日本交通と同じものが適用されます。つまり、これまでの日本交通で培ったタクシードライバーの経験やノウハウをそのまま活かしながら、個人タクシーの業務を遂行できるのです。

国際自動車交通株式会社

km提携個人タクシー制度は、国際自動車が2016年4月15日に導入したタクシードライバー向けのキャリアパス制度です。この制度は、個人タクシー事業の開業前後において支援を提供し、開業後は業務提携会社として、引き続きkmグループの一員として活動することができる仕組みです。個人タクシードライバーは国際自動車との業務提携を通じて、決済手段や端末、国際自動車の特別なサービスや車両装備、そして福利厚生などを共有できます。国際自動車から提供される充実したサポートにより、個人タクシーの開業がスムーズに行える点が、この制度の最大の利点です。つまり、この制度を利用することで、個人タクシードライバーは独立事業者としての自立性を保ちつつ、国際自動車のサポートとリソースを享受することが可能となります。

二重交通株式会社

ふたえ交通は個人タクシーを目指すドライバーさんを応援。年に2~3人程、個人タクシーのドライバーを輩出してています。個人事業主として独立した後も専用乗り場や無線配車、アプリ配車の利用相談が可能です。

 

個人タクシーになったら組合に入ろう

個人タクシーの組合に入ると様々なサポートを受けることができます。組合には、「東京都個人タクシー協同組合」と「日個連東京都営業協同組合」があり、加入には月に5万円ほどの費用はかかりますが、個人タクシーの運転手はこの組合に入っている方も少なくありません。

■組合から受けられるサポートの種類

  • 個人タクシー免許を取得するための講義等
  • 開業に必要な事業譲渡の紹介等
  • 車両購入にかかる資金の貸し付け
  • 無線配車
  • 申告書類などの作成支援
  • 定期健康診断の補助
  • タクシーチケットやクレジット支払いなどの未集金の換金

関連記事 タクシー運転手になるにはどんな資格が必要?ドライバーの条件とは

 

個人タクシーも配車アプリが利用可能

個人タクシーも「GO」や「S.RIDE」というタクシー配車アプリが利用可能です。法人タクシー業界では最近、配車アプリの競争が激しくなっていますが、個人タクシーにも実はスマートフォンの配車アプリが存在します。

タクシー配車アプリ業界のリーダーである「GO」や「S.RIDE」は、日個連東京都営業協同組合や東京都個人タクシー協同組合と提携して、利用できるようになっています。また、西日本個人タクシー共同組合でも「GO」の利用が可能です。ただし、地域によって利用できるかどうかが異なり、すべての組合の車両が対応しているわけではないので、利用可能かどうかを確認する必要があります。

 

まとめ

自由に働くことのできる個人タクシー。時間に縛られないのは魅力的と言えるでしょう。ただし、個人だからこそトラブルの対応を自分1人でしなくてはならないなどのデメリットもあります。ここに紹介したメリットとデメリットを参考にして個人タクシー運転手を目指すかどうか考えてみてはいかがでしょうか。もし個人タクシー運転手になろうと思った場合には、タクシー会社で10年乗務をする必要があります。今個人タクシーにはなりたくないと思っていても、数年経って個人タクシーになりたくなるかもしれません。その可能性も考慮すると、少しでもタクシー運転手に興味があるのなら、すぐにでも始めるべきと言えるでしょう。

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乗り合いタクシーとは、同じ方面へ向かう不特定多数の乗客が相乗りで利用するタクシーのことです。乗り合いタクシーは、道路運送法に定められた特定旅客自動車運送事業であり、運用には国土交通省の許可が必要です。 乗り合いタクシーの運行タイプ 乗り合いタクシーには、運行方法によって大きく分けて2つのタイプに分かれます。1つは定時定路線型で、決まった時間に決まった場所で乗車・降車できるタイプです。一般的なバスと同じように、近くの停車場でタクシーを待ち、定時に到着するタクシーに乗車し、目的地に近い降車場で降ります。もう1つが、デマンド型と呼ばれ、指定した場所から指定した時間にタクシーに乗車し、目的地まで送ってくれるタイプです。乗り合わせるお客様によって目的地は異なります。 乗り合いタクシーには目的によって様々な種類 乗り合いタクシーは運行目的によっても様々な種類があります。 団地型 団地型の乗り合いタクシーは、主に住宅団地と駅などを結んで運行されます。基本的に、路線バスの運行時間外となる早朝や深夜に、バスの代わりの住民の足として使用されます。 過疎地型 過疎地型は、公共の交通機関が少ない過疎地と主要地を結ぶ乗り合いタクシーです。過疎化ゆえにバス路線が廃止された場所や、高齢者が多く住む地域、一般の交通手段を利用するのが不便な地域などで主に運行されています。自治体が経費の一部を負担する場合が多く、低料金で利用できるのが特徴です。 空港型 空港型は、空港と市街地を結ぶ乗り合いタクシーです。空港へ行きたい乗客の家を回って、複数の乗客を空港に送り届けます。反対に空港から乗客の家まで送る場合もあります。 乗合タクシー(空港型)は、空港と市街地を結ぶ乗合タクシーをいいます。空港型の乗り合いタクシーは、ある地域から空港へ向かう複数の乗客を集約して、各戸を順番に回った後に空港へ向かいます。また、その逆もあります。 関連記事 福祉タクシーとは?介護福祉タクシーとの違い 関連記事 ユニバーサルデザインタクシー(UDタクシー)とは?介護タクシーと何が違うの? 関連記事 自動運転タクシーについて 関連記事 子育てタクシーについて 新着タクシー求人を見る

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福祉タクシーは、車椅子などを利用する、歩行が難しい身体障害者向けのタクシーです。車いすのまま乗れるように、福祉タクシーには車いす用のリフトが付いています。あらゆる目的で利用でき、車いすの方が通院する際や旅行・観光などに向かう際に利用されています。 福祉タクシーのドライバーになるには 福祉タクシーのドライバーになるためには、普通自動車第二種免許があれば他の資格は特に必要ありません。そのため、福祉タクシーのドライバーになるのは、介護職員初任者研修の資格が必要となる介護タクシーのドライバーになるよりもハードルが低いといえます。ただし、介護職員初任者研修や介護福祉士の資格を持っていれば、乗降のサポートや一定の介護サービスなども提供できるようになるため、業務の幅が広げられます。 福祉タクシーは利用目的に限りがない 福祉タクシーは介護保険の対象とならないので、どんな目的でも利用することができるサービスです。一方、同じように身体が不自由な人を乗せる介護タクシーは、介護保険の対象となるため、利用目的が通院や役所手続きなどに限られてしまいます。福祉タクシーであれば、日常的な買い物や友人とのお出かけなど、利用者が自分の好きな目的で自由にタクシーを利用できます。ただし、福祉タクシーのドライバーに介護職員初任者研修以上の資格がない場合、タクシーの乗り降りの際には家族や付き添いの人のサポートが必要になります。 介護タクシーは地域の助成が受けられる 福祉タクシーは、介護保険の対象外とはなりますが、自治体によっては助成制度を使って割安な値段で利用できます。例えば神奈川県相模原市であれば、身体障害者手帳の1級・2級を持つ人をはじめとして、市が認定した人に対して、1枚500円の利用券を1ヶ月に6枚交付しています。また、千葉県千葉市では、年間60枚まで福祉タクシー利用券が要件を満たす重度の障害者に交付されます。 関連記事 福祉タクシーとは?介護福祉タクシーとの違い 関連記事 ユニバーサルデザインタクシー(UDタクシー)とは?介護タクシーと何が違うの? 関連記事 自動運転タクシーについて 関連記事 子育てタクシーについて まだまだ認知度が低い福祉タクシーですが、世の中の認知が進むにつれて今後需要が高まることが予想されています。

【東京のタクシー会社】大手・準大手を徹底比較!

【東京のタクシー会社】大手・準大手を徹底比較!

東京にはたくさんのタクシー会社があり、どれを選ぶべきか戸惑うこともあるでしょう。この記事では、東京の大手タクシー会社をリストアップし、それぞれの特長や魅力、懸念点をご紹介します。   東京でおすすめの大手タクシー会社(無線グループ) 日本交通 東京のタクシー業界で注目の準大手タクシー会社の一つは、日本交通です。日本交通は、グループ会社を含めると日本最大のタクシー会社で、その保有車両は6,000台を超え、東京では国際自動車交通と並んで最大手の地位を誇っています。しかし、単なる人を運ぶだけではなく、特別なニーズに合わせたタクシーサービスも提供しており、障がい者向けのサポートタクシーや妊婦さん向けの陣痛タクシーなど、多様なサービスを展開しています。 お客様は「桜にN」の行灯を、信頼のしるしとして認識しています。この行灯は、タクシーの流し営業やタクシー乗り場での待ち時間を惜しんで、「日本交通のタクシーが来るまで待つ」といった顧客もいるほどです。 日本交通のタクシー営業所は、東京都内に7カ所存在し、これらは日本交通の直営営業所です。これらの営業所は俗に「本体」と呼ばれ、日本交通のサービスを提供する拠点となっています。さらに、日本交通にはタクシーの関連会社が全国に18法人35営業所存在しており、さまざまな地域でタクシーサービスを提供しています。これらの会社は、日本交通のブランドのもとでおもてなしのタクシーサービスを展開しており、専用乗り場などで日本交通と同じサービス内容を提供しています。 日本交通は業界トップクラスの実績を持ち、日経MJ(日経流通新聞)の「サービス業調査 ハイヤー・タクシー部門」で10年連続売上No.1を受賞しており、業績は安定しています。乗務員数やタクシーの保有台数も多く、福利厚生も充実しています。研修制度やサポート体制も整っており、未経験者でも高収入を期待できるでしょう。日本交通は地理の研修からスタートし、ベテランのタクシー運転手が未経験者をサポートする充実した研修制度を備えており、入社1年目の月収30万円が保障されているため、未経験でも働きやすい環境が整っています。 日本交通で利用できるタクシーの配車アプリは、日本交通の子会社である「Mobility Technologies(MoT)社」が開発した『GO』というアプリです。このアプリは全国でNo.1のダウンロード数を誇っており、お客様にとっては配車時の利便性が非常に高く、また、タクシードライバーにとっても稼ぎやすい環境が整っています。 関連記事 日本交通の求人・転職情報 国際自動車交通(kmグループ) 国際自動車交通は全国展開しているタクシー会社で、2020年に創業100周年を迎えたました。「kmタクシー」の名前で広く知られています。 この会社は、日本交通と同様に多くのサービスを提供しており、海外のVIPやゲストを送迎する「バイリンガルタクシー」、妊婦さんの通院や陣痛時の送迎をする「マタニティ・マイタクシー」や観光タクシーなど、幅広いサービスが用意されています。さらに、国際自動車はタクシーとハイヤーだけでなく、バス事業も展開しており、人の運送分野においてはトップクラスを誇っています。 国際自動車では、社員教育に大きな重点を置いており、二種免許の取得はもちろんのこと、接客スキルや運転技術、地理対策など多彩な研修が自社の研修センターで行われています。このため、非常に充実した教育環境が整っており、タクシー乗務員として必要なスキルを身につけることができ、高収入を実現するのに最適な環境と言えるでしょう。 国際自動車で利用できるタクシーの配車アプリには、自社開発の「フルクル」アプリがあります。さらに、都内のタクシー事業者4社とソニーグループが合弁で設立した企業「S.RIDE社」のアプリ「S.RIDE」も利用可能です。 関連記事 国際自動車交通(kmグループ)の求人・転職情報 帝都自動車交通 帝都自動車交通は、大手4社の中では規模が小さくなりますが、未経験者でも安心して働ける環境が整っているタクシー会社です。特に未経験者向けのサポートが充実しており、教育体制はもちろんのこと、給与保障制度や入社祝い金制度などが用意されています。このため、転職後の収入を安定させたい方にはおすすめのタクシー会社です。東京の4大大手タクシー会社の一つであり、多くのお客様を抱えています。応募資格は1種免許取得後3年以上の経験者や2種免許所持者、21歳から64歳まで幅広く受け入れています。月給に加えて歩合給や諸手当、最高で3万円までの交通費が支給され、さまざまな福利厚生が用意されています。入社祝い金も最大25万円と大手タクシー会社の中では高水準です。帝都自動車交通は4つの営業所から勤務場所を選び、ライフスタイルに合わせた勤務時間で働けるため、働きやすさを重視する方には非常におすすめの会社です。 帝都自動車交通では、独自のタクシー配車アプリ「ココ来てTAXI」を利用できます。また、業界でNo.1のダウンロード数を誇る『GO』も利用可能です。 関連記事 帝都自動車交通の求人・転職情報 大和自動車交通 大和自動車交通は、業界で初めて上場したタクシー会社で、人と社会の調和を追求しています。主にハイヤー・タクシー事業を中心に展開し、不動産事業や福祉事業も積極的に行っています。特に福祉車両や妊婦さん向けの送迎サービスを提供しており、おもてなしの精神を大切にしています。また、女性の方でも働きやすい環境を整えるために育休や産休の制度を導入しており、多様なニーズに応えるタクシー会社と言えます。 大和交通は、タクシー業界で最も早く上場し、リーディングカンパニーとして業界を牽引してきました。ハイヤー業を展開し、エグゼクティブやスポーツ選手、海外の要人まで幅広い顧客にサービスを提供しています。さらに、観光タクシーを台湾にも展開し、国際的な観光業にも貢献しています。二種免許取得に必要な費用を全額負担し、研修中には日当が発生するなど、未経験者でも安心してスタートできる点も魅力です。不動産業も営んでおり、転職と同時に住まいの相談が可能。ニーズに合わせた住まいを提供するなど、地方から上京して働く方にとって魅力的な選択肢となるでしょう。 大和自動車交通では、独自のタクシー配車アプリである『大和自動車交通タクシー配車』を提供しています。さらに、都内のタクシー事業者4社とソニーグループの合弁企業「S.RIDE社」が開発したアプリ『S.RIDE』も利用可能です。 関連記事 大和タクシー(大和自動車交通)の求人・転職情報   東京でおすすめの準大手タクシー会社(無線グループ) 日の丸交通 日の丸交通は、都内4箇所に営業所を構えるタクシー会社です。女性専用の更衣室が用意されていたり、提携保育園があったりと、女性が働きやすいような環境が整備されています。すべての車に防犯パネルが装備されており、車内の防犯対策も万全です。タクシー業界への転職を考えている女性の方には、転職先の候補になるでしょう。 日の丸交通は、東京を中心にタクシー業を展開している会社です。様々なニーズに合わせて、多様なサービスを展開していることが特徴です。特に、女性限定で、女性乗務員を指定できる「なでしこタクシー」は日の丸交通独自のサービスと言えるでしょう。ホームページにて出発地点と到着地点を入力することで、必要な運賃を事前に把握できるのも利用者としては嬉しい機能です。日の丸交通では、上京して働く方への支援が非常に手厚くなっています。上京交通費や家賃の補助があるため、上京して働きたい場合は非常におすすめです。職場体験会を実施しており、営業所の雰囲気や人を確認してから応募できます。良好な人間関係が築けるか不安な方は、一度職場体験会を利用するのも良いでしょう。また、日の丸交通では女性乗務員や訪日外国人観光客とコミュニケーションを取れる乗務員の採用を強化しています。女性や外国語が話せる方は、積極的にエントリーすると良いでしょう。 日の丸交通で利用可能なタクシーの配車アプリは、外資系の「Uber Taxi」をはじめ、日本交通や帝都自動車交通同様に全国No.1ダウンロード数を誇るアプリ『GO』です。 関連記事 日の丸交通の求人・転職情報 グリーンキャブ グリーンキャブは、1952年に創業された老舗タクシー会社で、給与保障期間が業界最長の1年間となっています。この長期の給与保障制度は、未経験からタクシー業界に転職する方にとって非常に安心感のある特徴です。さらに、万が一事故が発生した場合でも、弁償金は全額会社が負担してくれるため、経済的なリスクを心配することなく、安心して仕事に取り組むことができます。 グリーンキャブは、東京を中心に展開しているタクシー会社で、その特徴的な緑色の車両は多くのタクシーユーザーに親しまれています。乗り心地や安全性に配慮し、車両にはアンチブレーキシステムやドアライトなどが備えられています。また、社員寮が営業所の近くに設置されているため、住まいに関する心配はありません。稼ぎやすさも魅力で、勤続1年で月収40万円を稼いでいる社員も多いほどです。生活応援資金制度などの充実した生活支援も提供されており、転職先として非常におすすめのタクシー会社です。 グリーンキャブで利用可能なタクシーの配車アプリは、大和自動車交通や国際自動車など都内のタクシー事業者4社と、ソニーグループとの合弁企業である「S.RIDE社」のアプリ『S.RIDE』がご利用可能です。 関連記事 グリーンキャブの求人・転職情報 東京無線タクシー 東京無線は、東京のタクシー会社が50社も所属する大規模なグループです。ただし、東京無線自体が単独の会社ではないため、待遇や条件は各加盟会社によって異なります。 最大の特徴は、業界トップクラスの無線配車実績を持っていることです。毎月40万回以上もの無線配車を行っており、通常の『流し営業』をせずにお客様をピックアップすることが多いです。このため、未経験者でも安定した収入を見込むことができます。 東京無線タクシーは全国に展開する協同組合です。ここで研修を受けると、未経験者でも一流のタクシー乗務員として活躍できるスキルを身につけることができます。加盟会社による独自の条件や給与、待遇があるものの、共通の研修プログラムがあります。また、訪日外国人や障がい者向けの接客にも力を入れており、多彩なスキルを身に付けられる点も魅力の一つです。 東京無線タクシーは、加盟会社により異なる給与や条件を持っていますが、タクシードライバーとしてのキャリアをスタートさせたい方にとって、魅力的な選択肢の一つです。詳細について知りたい方は、各加盟会社へのお問い合わせをおすすめします。 東京無線タクシーで利用可能なタクシーの配車アプリは、独自のタクシー配車アプリである『タクシー東京無線』を提供しています。 関連記事 東京無線の求人・転職情報 コンドルタクシー コンドルタクシーは、無線配車が東京都内で最も頻繁に行われているタクシー会社の一つです。特に注目すべきは、ソフトバンクと共同開発した独自の無線配車システムを持っており、運転手自身が積極的にお客様を探す必要がほとんどないことです。このため、未経験者でも月収40万円以上を目指すことができますし、ノルマも一切ありません。勤務日数や時間帯も柔軟に調整可能で、家庭の事情に合わせて働けます。 コンドルタクシーは小規模ながら、タクシー業界で多くのお客様に支持されている会社です。メディア露出も高く、お得なサービスを提供することでリピーターを獲得しています。募集要項については、加盟会社によって異なりますが、一般的には1種免許取得後3年以上経験者や2種免許所持者が対象となり、給与も月収25~45万円以上が可能です。設備やサポート体制も充実しており、未経験者でも安心してスタートできる環境が整っています。さらに、コンドルタクシーはオペレーターによるサポートが完備されており、最新のカーナビゲーションシステムが搭載されているため、安心して運転できます。柔軟な働き方ができるため、夢や趣味との両立を目指す方にもおすすめの会社です。 コンドルタクシーで利用可能なタクシーの配車アプリは、世界的に有名な外資系配車サービス「DiDi」です。このアプリは世界1000以上の都市で5.5億人の利用者と延べ3100万人のドライバーが参加しており、日本国内でも多くの訪日観光客が利用しています。

介護タクシーの開業は可能?自営介護タクシーの年収とは

介護タクシーの開業は可能?自営介護タクシーの年収とは

介護タクシーを開業するためには、特定の資格や免許、そして一定の要件を満たす必要があります。 免許と許可 運行許可と指定 介護タクシーを開業するには、国土交通省の各運輸局から運行許可を取得し、介護保険事業所として指定される必要があります。 設備要件 【営業所または事務所】 営業区域内に、3年以上使用できる休憩室や仮眠室のある営業所または事務所を持つ必要があります。営業区域は都道府県ごとに設定されています。 【法令遵守の土地と建物】 建築基準法、消防法、農地法などに違反しない土地と建物を用意する必要があります。ただし、農地は使用できません。 【車両関連】 車両と車庫には、一定のスペース要件があります。福祉車両(リフトやスロープを備えた車両)が少なくとも1台必要です。車両の年式は問われず、軽自動車でも使用できます。 資金的要件 開業に必要な資金以上の資金を、申請日以降常に確保しておく必要があります。通常、所要資金の半分以上を確保しておくことが推奨されます。 介護系の資格 介護保険が適用されない場合には、特別な介護系の資格は必要ありませんが、それでも一部の資格を取得しておくことは役立つ場合があります。一方、介護保険が適用される介護タクシーの場合、次の3つの資格のうち、どれか1つを取得する必要があります。 ・護職員初任者研修修了者 ・介護職員実務者研修修了者 ・介護福祉士   開業するまでの手順 普通自動車二種免許の取得 運転者として、普通自動車二種免許を取得します。 介護系の資格の取得、研修準備 適用される場合、介護職員初任者研修や介護福祉士の資格を取得または受けるための準備を行います。 開業に必要な資金の調達 開業に必要な資金を計画し、確保します。車両の購入、事業運営に必要な経費などを考慮します。 必要な施設条件を満たす 営業所や車庫、福祉車両など、設備要件を満たすために必要な施設や車両を整えます。 介護タクシー事業の許認申請および許可手続き 地元の運輸局などに対して、介護タクシー事業の許認可申請を行い、許可を取得します。 登録免許料の支払い 開業に必要な登録免許税を納付します。 運賃体系と契約条件の承認申請 運賃体系やサービス提供に関する約款を運輸局に提出し、認可を受けます。 福祉向け車両の調達 福祉車両(リフトやスロープを備えた車両)を入手し、整備します。 運行開始の通知書の提出 運輸開始届を提出し、介護タクシーの運行を開始します。   介護タクシー開業年収は? 介護タクシーの自営について考えると、収益と年収は多くの要因に左右されます。まず、収益は営業エリアや需要に大きく依存します。高齢者や障害者の多い地域であれば、需要が高まり、収益も増えるでしょう。 一般的な介護タクシードライバーが施設で正社員またはパートタイム職員として働いている場合、平均年収は約299万円程度です。転職と比較すると、独立開業はハードルが高くなりますが、収入を大幅に増やす方法の一つです。介護タクシードライバーが正社員として働く場合の平均年収は約250万円ですが、独立開業すれば年収を400万円から450万円程度まで増やすことができるでしょう。年収1,000万円を目指す場合、需要の高い地域で事業を展開し、複数のタクシーを運営する必要があります。ただし、個人ドライバーが単独で年収1,000万円を達成するのは難しいでしょう。経営者になり、従業員を雇用し、複数台の介護タクシーを導入することで、目標の年収を達成する可能性が高まります。要するに、収益や年収は地域や経営のスケールに大きく依存し、事業の拡大によって高い収入を得ることが可能です。   開業するメリット 将来性と需要の増加 介護業界は今後も成長が期待される分野であり、需要が増加し続ける見込みです。この点は、安定性を保つために大きなメリットです。 繋がりと安定的な仕事 介護タクシードライバーは利用者や送迎先の施設と密接な関係を築きやすい職種です。仕事上のコミュニケーションが深まることで、安定した仕事がもらいやすくなります。信頼を築くことが収入の安定につながります。 やりがいと低いストレス 通常のタクシードライバーと比較して、介護タクシードライバーは顧客との距離が近いため、仕事にやりがいを感じやすいです。同時に、常に同じ顧客を送迎することが多いため、ストレスも低く抑えられることが一般的です。さらに、サービス精神が高まり、達成感を味わいやすい点も魅力です。   開業するデメリット 開業資金の必要性 介護タクシー事業を始めるには、車両購入費や車両の保管費、人件費、営業所の賃貸費など、多くの費用が発生します。開業時点で最低でも約250万円の資金が必要です。 経理と手続きの負担 開業後、経理や各種書類の手続きなどはすべて自己管理する必要があります。経験がない場合、これらの業務は初めは面倒くさいと感じるかもしれません。外部の専門家に依頼することも考えられますが、余分な費用がかかります。 信頼関係の築き方 介護タクシードライバーは、利用者の健康状態や障害に関する理解が必要です。初めての利用者との信頼関係を築くのは容易ではなく、時には怒りや不安を表現されることがあります。初期の段階ではストレスを感じることもあるでしょうが、辛抱強く、誠実な対応が信頼を築くために重要です。   介護タクシーの開業で申請できる補助金 福祉タクシー車両導入促進事業費補助金 対象:神奈川県内で運送を行う福祉有償運送事業者など 概要: 高齢者や障がい者の移動を支援するために、福祉タクシー用の車両購入費用の一部を補助する制度です。補助金額は条件に応じて異なります。 小規模事業者持続化補助金 対象:小規模事業者 概要:地域の商工会議所や商工会議所の助言を受けて経営計画書を作成し、計画に従った販売の開拓を行う場合の費用の3分の2を補助する制度です。上限は50万円です。 新潟県次世代タクシー等導入促進事業補助金 対象:新潟県内のタクシー事業者 概要:脱炭素社会の実現や高齢者などの移動手段の確保を促進するため、次世代タクシー(電気自動車、ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車)を購入する際の経費の一部を県が負担する制度です。   介護保険タクシーの条件 運転手の資格 介護保険が適用される介護保険タクシーは、「介護職員初任者研修」などの介護資格を持つ運転手が必要です。業務内容に利用者の介助も含まれるためです。 法人の設立 介護保険タクシーを運営するためには、訪問介護事業所を設立する必要があります。個人では開業できません。訪問介護事業所を設立するには、「非営利法人」または「営利法人」を設立する必要があります。法人形態の選択肢には「NPO法人」「合同会社」「株式会社」などがあります。 訪問介護事業所の指定 運営する法人は、都道府県や市町村に対して訪問介護申請書類を提出し、指定を受ける必要があります。申請書類や申請方法は地域によって異なります。指定を受けるには、いくつかの基準を満たす必要があります。 【資金的要件】 所要資金の合計額の50%以上、かつ、事業開始時に必要な資金の100%以上を、申請日以降、常に確保している必要があります。 【人員的要件】 最低でも2人以上の従業員が必要です。   まとめ 介護タクシードライバーとしての独立開業は、年収を増やす一つの方法であり、多くのメリットとデメリットを伴います。メリットとしては、介護業界の将来性が高く、需要が安定していること、利用者や施設との信頼関係を築きやすく、やりがいを感じやすいことが挙げられます。また、経営者として自己資本を活用し、収入を増やす機会もあります。 一方で、デメリットとしては、開業には多額の資金が必要であり、経理や手続きの負担があること、信頼関係の築き方が難しく、初期はストレスを感じることがあることが挙げられます。これらのデメリットにも対処しながら、慎重に計画を立て、開業を検討することが重要です。 介護タクシードライバーとしての独立開業は、将来性のある職業であり、経済的な安定を追求する人にとって魅力的な選択肢と言えるでしょう。成功にはリスクを取りながらも、確実な準備と対策が不可欠です。

「1車2人制」や「2車3人制」とは?1台のタクシーを2人の乗務員で使う具体例を詳しく解説!

「1車2人制」や「2車3人制」とは?1台のタクシーを2人の乗務員で使う具体例を詳しく解説!

タクシー業界の働き方で「1車2人制」や「2車3人制」という言葉を聞いたことはありますか?タクシー業界が未経験であれば、あまり聞きなれない言葉かもしれません。簡単には、1台の車を2人で使うのが1車2人制。2台の車を3人で使うのが2車3人制です。ここでは1車2人制と2車3人制について詳しく解説していきます。 1車2人制について 1車2人制の場合、2人で1日12時間ずつ1台のタクシーを使用します。この12時間には、洗車時間やガソリン補充の時間なども含まれるので、働く時間は実質10~11時間くらいと考えるとよいでしょう。このように働ける時間に制限があるのが1車2人制の特徴です。一般的に5、6日程度働いて、1日休むという勤務サイクルが多い傾向にあります。つまり、1ヶ月に24、25日勤務が一般的です。 2車3人制について 次に、2車3人制です。先ほどの1車2人制とは異なり、2台の車を3人で使います。1日中1台のタクシーを使用できるという点が大きな特徴です。「3人で2台のタクシーを使うのに1台を1日中使えるの?」と疑問に感じた人がいるかもしれません。これには理由があります。2車3人制では、基本的に2日働いて1日休みという勤務サイクルになるので、そのシフトを3人で回すと、必ず1人は休みになるのです。 2車3人制の具体例について それでは2車3人制について具体例を見ていきましょう。AというタクシーとBというタクシーの2台を、田中さん、鈴木さん、山田さんの3人で使用するとします。 ■月曜日 Aのタクシーを田中さんが使用 Bのタクシーを鈴木さんが使用 山田さんは休み ■火曜日 Aのタクシーを鈴木さんが使用 Bのタクシーを山田さんが使用 田中さんは休み ■水曜日 Aのタクシーを山田さんが使用 Bのタクシーを田中さんが使用 鈴木さんは休み 上記のような勤務サイクルになります。それぞれが「2日働いて、1日休む」というシフトになっているのがわかるでしょう。つまり、毎月20日程度の出勤になるため、1車2人制よりも休日は多くなります。 関連記事 タクシードライバーの勤務形態・勤務時間を勤務スタイルの例で徹底解説! 関連記事 タクシードライバーの点呼から終業までの1日の流れ それぞれのメリットについて 最後に、それぞれのメリットを紹介していきます。1車2人制なら、1日の実働時間が短くなるので、比較的、規則正しい生活を送ることができるでしょう。寝不足になったり、疲労がたまったりすることが少ない点については大きなメリットになるはずです。一方、2車3人制なら、1日の実働時間は長くなるものの、毎月の休日は多くなるというメリットがあります。 以上、1車2人制と2車3人制について見てきました。どちらの働き方を選択するかはライフスタイルなどによってさまざまです。まずは自分自身が何を重視するか考えて選びましょう。そして、その働き方ができる会社を探すことが重要です。 関連記事 タクシードライバー・タクシー運転手の制服と服装の決まりとは?

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【重要】2024年2月29日付で、東京都、神奈川県、大阪府で「輸送の安全及び利用者の利便の確保に関する試験」のうち地理試験の廃止が決定しました。詳細はご就業先へご確認ください。 東京都、神奈川県、大阪府の都市部でタクシードライバー(タクシー運転手)として乗務開始するためには地理試験の合格が必要になります。都市部でタクシードライバーになろうと考えている方の中には、「地理試験って何?」「地理試験って難しいの?」「どう対策すれば良いの?」などと疑問や不安を抱えている方も多いと思います。ここでは地理試験に関する疑問を解決サポートします!   タクシードライバーデビューに必要な地理試験とは? タクシードライバー(タクシー運転手)になろうと思った時に必要なものの一つに二種免許がありますが、ある特定の地域において乗務する場合はもう一つ、地理試験合格が必要です。タクシードライバーは乗客を安全、確実かつ迅速に輸送することが責務とされていますが、そのためにも地理が複雑である都市部においては営業区域内の地理に精通していることが求められているためです。地理試験合格が乗務に必要になる地域は大きく3つの特定地域だけです。 地理試験合格が必要な地域 東京23区と武蔵野市、三鷹市 神奈川県横浜市、川崎市、横須賀市、三浦市 大阪市、池田市、箕面市、茨木市、高槻市、摂津市、島本町、豊中市、吹田市、 東大阪市、八尾市、守口市、門真市、堺市、高石市、泉大津市、和泉市、忠岡町 つまり東京の中心部、神奈川の中心部、大阪の中心部の場合に地理試験の合格が必要です。   地理試験の概要 東京都と神奈川県、大阪府の地理試験は、それぞれ東京タクシーセンター(最寄駅は東西線南砂町駅)、神奈川タクシーセンター(最寄駅は京急日ノ出町駅)、大阪タクシーセンター(最寄駅は大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線今福鶴見駅)で定期的に実施されており、受験料はいずれも1回につき3,400円です。試験時間は60分間、問題数は全部で40問のマークシート方式で8割の32問以上正解すると合格です。   地理試験はどこで受験できる? 地理試験の受験場所ですが、各タクシーセンターにて受験ができます。 施設名 住所 東京タクシーセンター 東京都江東区南砂7-3-3 神奈川タクシーセンター 神奈川県横浜市中区日ノ出町2-130-2階 大阪タクシーセンター 大阪府大阪市鶴見区鶴見4-5-9   地理試験はいつ受験できる? 受験の日程はタクシーセンターごとに異なりますので、ご自身の受験する府県の情報をご参照ください。 東京タクシーセンター 東京タクシーセンターが開催する地理試験の試験日は、月曜・火曜・金曜の週3日となります。ただし、休日と祝日、年末年始(12月29日~31日、1月2日~3日)は試験を行いませんのでご注意ください。なお、受付時間も決まっており、地理試験の手続きは10:00までとなっておりますので、それまでに必ず受付を済ませておきましょう。 神奈川タクシーセンター 神奈川タクシーセンターが開催する地理試験の試験日は、月曜・金曜の週2日となります。ただし、祝祭日は試験を行いません。受付時間は曜日によって異なり、月曜日は13:00~13:20となっています。金曜日は14:00~14:20が受付時間です。お間違えのないようご注意ください。 大阪タクシーセンター 大阪タクシーセンターが開催する地理試験の試験は、タクシーセンターの業務日ならいつでも受験できます。曜日によって受付時間が異なりますのでご注意ください。月曜・火曜・水曜・土曜に受験する場合には、受付は9:30~10:00となっています。木曜・金曜の場合は12:00~12:30です。受験の申請の際に、試験時間の詳細がアナウンスされます。 結果発表は当日 いずれのタクシーセンターで地理試験を受験する場合でも、試験結果は当日に発表されます。試験時間は60分で、合格発表も含めると約2時間を目安として予定を確保しておいてください。   地理試験の合格率は?落ちたらどうなる? 試験の合格ラインは、法令試験も地理試験も正答率で言うと約8割から9割程度に相当します。具体的には、法令試験は45問中36~41問、地理試験は32~36問を正解する必要があります。 地理試験の合格率 タクシー地理試験は通常、合格率が50%と言われており、一般的には平均して5回ほど試験を受けて合格することが期待されています。 地理試験に落ちたらどうなる? 前述のとおりですが、平均4回程度は不合格になっている(落ちている)計算になります。また、受験回数に制限が無いため必要に応じて何度でも試験を受けることができます。受験回数にこだわらず、各単元を繰り返し覚えられるように努力することが重要です。不合格が重なって「私では合格は無理なのかも」などと不安になる場合もあると思いますが、最終的には合格できるものと信じて諦めずに以下のような心構えで臨むことが成功への近道です。 1回の受験で合格しなかったとしても、そのことに対して落ち込む必要はありません。 一生懸命に学んだことは、タクシードライバーとしての仕事に生かせる貴重な知識となります。 試験では細かくて専門的な問題が出題されるため、出身地や地域に関係なく、受験者は同じスタートラインに立つことができます。   地理試験の出題内容 地理試験の問題は、地図で示された主要幹線道路をこたえるもの、地図で示された主要施設をこたえるもので25問出題されます。それ以外の25問が応用問題とされ、主要施設と市区町村の関係や、駅との関係を問うもの、乗車地から降車地までの最短経路を問うものなどがあります。 東京23区と武蔵野市、三鷹市のタクシー事業所は流しでお客様をお乗せするのが基本ですので該当エリアの地理を勉強するのは不可欠であると思いますが、神奈川になると流しではなく、駅付けと無線配車が基本となってきますのでたとえば川崎市の北部のタクシーが三浦市などに行くことは極めて稀です。それでも一律で地理試験に臨まなければならないのは少し疑問が残ります。実際大阪の地理試験は北ブロック、中ブロック、南ブロックとエリアを分けて問題を出題しています(共通ブロック問題はあり)。 皆さん最初は受かるかどうか不安になりますが、数学的な問題ではなく全て暗記問題であること、また週に複数回試験が実施されている事から不合格でも、すぐさま次のチャレンジを行い合格を勝ち取っています。   地理試験の対策、勉強方法 簡単に言えばとにかく暗記をすることに尽きます。各タクシーセンターが発売している問題集がありますし、過去問題もあります。最近では専門の学校に会社負担で通わせるタクシー会社もあります。 基本問題25問、応用問題25問という構成ですので、前半の基本問題をなるべく全問正解できるようにするのが合格の一番の近道です。前半の基本問題の25問は、東京であれば6パターンの主要幹線道路、交差点図と主要施設図が用意されていますが必ずその中から出題されることが決まっています。ですのでこの6パターン×2の12パターンの幹線道路、交差点、主要施設を完全暗記してしまい25点確実に得点できるようになってしまえば、応用問題は25問中7問正解すればよいことになります。 また週に複数回の試験が実施されますので、極端な話をすればある程度山を張って勉強をし、一度外れたとしても何回か受験する間に山を張った個所が出題され合格できるという事もあります。 該当エリアの過去問や地図を購入しよう 地理試験は、都心部の幹線道路の名前や近くの観光地の把握などがポイントとなります。東京都、神奈川県、大阪府ではもちろんですがそれぞれ問題は異なりますので、受験する地域の地理試験の過去問やテキストを入手する必要があります。また、地理試験の勉強の際には、併せて地図も手元にあると理解が深まります。 東京都の地理試験の攻略方法 東京都の地理試験では主要幹線道路84本と交差点名45箇所、ホテルや大学などの関連施設を暗記することが近道です。これらを効率的に暗記するためには、地図を見ながら頻繁に確認し、繰り返し覚えることが大切です。地図を理解していないと応えられない問題もありますので、丸暗記ではなくしっかりと理解することが重要となります。 暗記が苦手な人には、語呂合わせを活用するとより効果的です。交差点や道路の名前に対してイメージしやすい言葉やフレーズを結び付けて覚えると記憶に残りやすくなります。また、交差点の名前の由来や位置する方角などの情報を利用すると理解を深めることができます。地理的な特徴や背景を理解することで、実際の運転時にも役立つ知識となるのでおすすめです。 地理試験の攻略には時間と努力が必要ですが、地図を使いながら積極的に覚えることや語呂合わせや由来を活用することで効果的な学習が可能です。合格へ向けて着実に取り組んで地理に詳しくなることでドライバーとしての自信を高めましょう。 思考の変化をしてみる 試験を受けると、多くの人が合格に対する圧力を感じます。一度の失敗が大きな影響を及ぼすと思われがちで、ストレスを感じることもあります。特に国家試験のように合格率が非常に厳しい場合、不安が増すことでしょう。 しかし、冷静に考えてみましょう。たとえば100人が試験を受けて、合格者が10人しかいなかったとしたら、90%の受験者が不合格ということです。自分だけが不合格だと感じるのではなく、多くの受験者が同じ状況にあることを理解しましょう。 地理に詳しくなくても問題なし 問題自体はかなり専門的なものが出題されます。ですので、たとえ都内に住んでいる方であっても、地理に関する知識がない方でも同じく難易度は高いです。例えば、以下のような問題が出題されます。 例題1:環七通りと甲州街道が交差する交差点の名前は何でしょうか? 答え:大原 例題2:環八と五日市街道の交差点の名前は何でしょうか? 答え:環八五日市 このような問題は、地理に詳しくない方にとっても理解が難しいものです。ですが、しっかり勉強すれば、どなたでも合格することが可能です。地方出身の方でも、都内出身の方でも、地理に関する知識を積極的に身につけることで合格への道が開かれます。   地理試験の過去問はホームページで確認できる 地理試験の過去問は、各タクシーセンターの公式ホームページから閲覧することが可能です。問題傾向を把握することが目的なら、一度ホームページから確認してみてください。 東京都の地理試験 公益財団法人東京タクシーセンター「地理試験過去問題」 公益財団法人東京タクシーセンター「地理試験過去問題の解答」 神奈川県の地理試験 一般財団法人神奈川タクシーセンター「地理試験過去問題」 大阪府の地理試験 大阪の場合、出題範囲は営業区域を念頭において3ブロックに分けて出題されます。 ■北ブロック 対象エリア:池田市・箕面市・茨木市・高槻市・摂津市・島本町・豊中市・吹田市・大阪市(西淀川区/淀川区/東淀川区) ■中ブロック 対象エリア:大阪市(西淀川区/淀川区/東淀川区以外)・東大阪市・八尾市・守口市・門真市 ■南ブロック 対象エリア:堺市・高石市・泉大津市・和泉市・忠岡町 地理試験の過去問やテキストを入手する方法 試験勉強をしていくのに過去問やテキストが必要となり、書店で過去問やテキストを探しても見つからない…そういった経験があるかもしれません。地理試験の過去問やテキストは、基本的に書店では売られておらず、各タクシーセンターで販売しています。地理試験の必要となる東京、神奈川、大阪にはそれぞれタクシーセンターがあり、そこで教材が販売されています。なお、東京タクシーセンターで販売している地理教本は410円、地理問題例集は930円となっております(2020年2月現在)。 関連記事 タクシー運転手になるにはどんな資格が必要?ドライバーの条件とは   地理試験の有効性 一科目だけ合格した場合、その科目の合格通知書を発行します。次回受験の際に、合格した科目の通知書のコピーを提出すると、その科目の試験は不要です。合格証と科目合格通知書は、合格日から2年間有効です。ただし、タクシードライバーとして働いている場合は再受験の必要はありません。しかし、タクシードライバー業を辞めたり、東京特別区以外の地域でタクシードライバーを始めた場合など、特定の理由でタクシードライバー業をやめた場合は、辞めた日から2年間の有効期限が適用されます。   都心の地理に詳しくなくてもタクシー運転手になれる? 地方から都心部に来てタクシー運転手になる方もいるでしょう。このように土地に詳しくない場合でもタクシー運転手になれるのか心配だと感じるかもしれませんが、安心してください。地方から東京や神奈川、大阪などの都心部に来てタクシー運転手になる方も立派なタクシー運転手として活躍されています。こうした都心部でタクシー運転手として働くには、先ほどお伝えしたように地理試験を行うのですが、地理試験では道路の名前や観光地などに関する問題が出されます。地理試験の勉強で頭に入れた知識があれば、東京でも神奈川でも、あるいは大阪でも他の運転手に引けを取らない立派なタクシー運転手として乗務を始めることができるでしょう。とはいえ、「自分で勉強するのは苦手…」、「なんとなく不安…」と感じる方もいるかもしれません。しかし、タクシー会社に入社すれば、研修の一環として地理に関する勉強を行うことになります。 関連記事 東京のタクシードライバー(タクシー運転手)での勤務は稼げる?稼げない?地方との月収の違いはどのくらい?   タクシー会社の研修では地理試験の受験をすることになる タクシー会社に入社する場合にはタクシーに乗務する前に、研修として地理試験の勉強や二種免許取得に向けた講義などを受けます。基本的には研修として、地理試験に向けてタクシーセンターの講座を受講することになります。タクシー会社によっては、社員の受験をサポートするために独自に地理試験の対策勉強会などを行ってくれます。地理試験は難易度が高いとも言われますが、先輩タクシー運転手にアドバイスを聞きつつ、タクシー会社のサポートを活かせば合格できるでしょう。 関連記事 タクシー運転手の研修ってどんなことをするの?教育体制は? 関連記事 二種免許の取得について 地理試験の費用を支援してくれるタクシー会社も多い 地理試験の受験料は1回につき3,400円かかりますが、幸いなことに、所属するタクシー会社が受験料を負担してくれることがあります。さらに、第二種運転免許の取得費用も同様に会社がサポートしてくれることがあります。将来的に新しいタクシー会社で働く予定がある場合、福利厚生について詳細に調査しておくことが賢明です。   地理試験の過去問・テキストは各タクシーセンターの公式ホームページからご確認できます。それにタクシー会社の研修の一環としてタクシーセンターの講習を受ける場合には、その際に過去問とテキストをもらえます。地理試験は難しいと言われますが、タクシー会社のサポートを受けながらも各個人が積極的に勉強し、1回での合格を目指しましょう。なお、これからタクシー会社を探すのなら「ドライバーズワーク タクシードライバーの求人検索をご参考ください。なお、無料でタクシー業界に精通したキャリアアドバイザーに相談もできます。ぜひご活用ください。 ドライバーズワークの公式ウェブサイトであるタクノート -タクnote- では、タクシーに関連する様々なコラムを豊富に取り揃え、タクシードライバーとしての知識やスキル、業界の最新トレンドなど貴重な情報を提供しています。ぜひタクノートを利用して、あなたのタクシードライバーとしてのスキルや知識を向上させましょう!

タクシー運転手になるにはどんな資格が必要?ドライバーの条件とは

タクシー運転手になるにはどんな資格が必要?ドライバーの条件とは

【重要】2024年2月29日付で、東京都、神奈川県、大阪府で「輸送の安全及び利用者の利便の確保に関する試験」のうち地理試験の廃止が決定しました。詳細はご就業先へご確認ください。 タクシードライバー(タクシー運転手)に必要な資格の概要 タクシードライバー(タクシー運転手)に必要な資格は二種免許です。 東京・神奈川・大阪の一部の都心エリアでタクシー運転手として働くには地理試験の合格が必要になります。 タクシー運転手と一括りにしましたが、法人に所属して乗務する運転手と個人で乗務する運転手の2種類があり、それぞれ法人と個人のタクシー運転手になる方法は少し異なります。 法人タクシーと個人タクシーで運転手に必要な資格は異なる? まずは、法人と個人でタクシー運転手になるまでの流れを確認しておきましょう。 これを見てお気づきのように、法人に所属してタクシー運転手になる場合であっても、個人としてタクシー運転手になる場合であっても、必要となる資格は同じです。 関連記事 個人タクシーの運転手になるには?法人タクシーとの違いとは タクシー運転手(タクシードライバー)に必要な資格 ・二種免許の取得(受験資格:満21歳以上、第一種免許を取得してから3年が経過している) ・地理試験の合格(東京都・神奈川県・大阪府のうち一部の地域でタクシー運転手になる場合) タクシー運転手として、お金をもらってお客様を乗せる場合には必ず二種免許を取得しなければなりません。二種免許の受験をするには、21歳以上かつ、第一種免許を取得し、免許停止期間を除いて3年以上経過している必要があります。 また、東京都・神奈川県・大阪府のうち一部の地域でタクシー運転手になる場合には、該当エリアの道や建物について詳しくなくてはならず、地理試験の合格が必要となります。 「二種免許」とは 自分の車を運転するのに必要な免許は「第一種運転免許」、タクシーやバスのように"事業としてお客様を乗せてその対価としてお金を頂く場合"に「第二種運転免許」が必要になります。 一般的な乗用車を運転する際に必要になるのが「普通自動車第一種運転免許」なので、タクシー運転手として働くには「普通自動車第二種運転免許」が必要、ということになります。「二種免許」が必要とされる車両には、一般のナンバープレートとは異なる商業ナンバーがつけられています。 二種免許については、道路交通法の第八十六条に次のように規定されています。 『旅客自動車であるものを旅客自動車運送事業に係る旅客を運送する目的で運転しようとする者は、当該自動車の種類に応じ、第二種免許を受けなければならない。』 あくまで旅客自動車としてお金をもらってお客様を運ぶために必要であり、家族や友達を乗せることは事業目的ではないので一種免許で問題ありません。お客様を乗せずにタクシーを運転するだけであれば二種免許は不要です。あくまで、お客様を乗せてお金を頂く場合に二種免許が必要となるのです。ちなみに、飲み会の帰りにお世話になる運転代行を行う場合も二種免許が必要になります。 関連記事 二種免許の取得について 関連記事 【地理試験の疑問】過去問・テキストの入手方法や受験場所・時期!タクシードライバーになるには必要? 「二種免許」の種類 通常の運転免許に中型や大型といった種類があるように、二種免許にも車両の大きさや種類に併せた分類がございます。タクシー運転手に必要な資格は「普通第二種免許」ですが、バスの運転手であれば「中型第二種免許」や「大型第二種免許」が必要になります。中型と大型は乗車人数や車両の重要によって区分されています。 さらに二種免許の中にはマイナーな資格ですが、「大型特殊第二種免許」と「牽引第二種免許」がございます。 「大型特殊種免許」はクレーン車やショベルカーなどが該当しますが、そういった特殊車両を旅客目的で使用されることは少ないので、あまり実用性のある免許ではないようです。「牽引第二種免許」はトレーラーバスのために必要ですが、現在は西東京バスの「青信号」が唯一のトレーラーバスなので、こちらも実用性のあまりない免許です。 大型免許を所有していれば、中型二種や普通二種も兼ねることができるので、バスの運転手がタクシー運転手になる場合、そのままでOK、ということになります。 二種免許の受験資格 二種免許の受験資格は満21歳以上であり、第一種免許を取得してから3年が経過している事が条件です。免許取り消しなどにあっていた場合は、その停止されていた期間は除いた期間の累積となります。大型免許、中型免許、準中型免許、普通免許、大型特殊免許の第一種免許のうちひとつでも3年以上あればOKです。 また、視力は両目0.8以上片目0.5以上と第一種免許の両目0.7以上、片目0.3以上と比べて若干厳しくなっています。さらに立体感を図るための視力検査も行われます。他人の命を預かることにもなるのでこうした適性検査が厳しくなるのも納得ですね。 二種免許の学科試験 問題形式はマークシート式で全部で95問。(文章問題90問、イラスト問題5問)。文章問題が1問1点、イラスト問題が1問2点の合計100点満点の試験です。90点以上で合格です。一種の試験に比べ応用問題が多く、難易度も高くなっています。 また普通第二種と大型第二種、大型特殊第二種、けん引第二種の試験問題が同じであるため、タクシー運転手になりたくても、バスに関しての問題なども解く必要があります。ちなみに、他の二種免許を取得している場合は学科試験免除になります。 二種免許の技能試験 一種免許取得の時と同様に教習所内での試験と路上試験があります。第一種免許に比べ採点内容の基準は厳しく90点以上(一種免許の技能試験は80点以上)で合格となります。教習所内ではV字型の鋭角コースの旋回や縦列駐車、方向転換が出題されます。 二種免許取得に苦労する人は意外にも運転技術に自信のある方のようです。普段の運転でついてしまった癖によって不合格になってしまうケースも多いようです。もう一度基本的な運転技術を改めて見直すようにすることが必要です。 二種免許取得に必要な講習 二種免許取得に必要な上記の学科試験と技能試験に合格した後、応急救護処置講習と旅客者講習という講習を受講する必要がございます。 講習名 主な内容 講習時間 料金 応急救護処置講習 ・応急救護処置の基礎知識・応急救護の実技(心肺蘇生法、止血法等) 6時間 8,400円 旅客者講習 ・運転に係る危険の予測・夜間や悪条件下での運転・子供、高齢者、身体の不自由な方への対応 6時間 18,600円 出典:一般社団法人東京指定自動車教習所協会 二種免許取得期間と金額について ①自分で教習所に通って取得するパターンと②二種免許取得制度があるタクシー会社に入社してから取得するパターンがございます。 ①の場合、通いと合宿で多少前後しますが、220,000円~250,000円で7~10日ほどで取得可能です。 ②の場合、費用を会社で全負担してくれるところがほとんどなので費用については心配することはありませんが、一定期間以上勤務しないと返済義務が発生するといった会社も多いです。多額の免許取得費用を負担してすぐに辞められては会社も利益が出せないので当然ですね。応募条件や面接などで確認しましょう。 「地理試験」について 東京・神奈川・大阪といった都市部でタクシー運転手になるためには地理試験に合格する必要があります。タクシー運転手はお客様を安全かつ迅速にお送りする必要があるため、営業区域内の地理について詳しくなければなりません。営業エリア内にある道路や交差点の名称などをはじめ、有名な建物の所在地などの知識が必要になります。このほか、目的地まで向かう際の最短ルートや、そのルートの運賃や所要時間なども正確に把握しておくことが必要です。 地理試験が必要な具体的なエリアについて以下のとおりです。 東京都・・・23区と武蔵野市、三鷹市(23区は、別名特別区とも言われています) 神奈川県・・・横浜市、川崎市、横須賀市、三浦市 大阪府・・・大阪市、池田市、箕面市、茨木市、高槻市、摂津市、島本町、豊中市、吹田市、東大阪市、八尾市、守口市、門真市、堺市、高石市、泉大津市、和泉市、忠岡町 地理試験の内容について 地理試験の正式名称は「輸送の安全及び利用者の利便の確保に関する試験」であり、「指定のエリアに関する地理に関する内容」と「タクシー事業に係る法令、安全及び接遇」の二科目がございます。両方とも合格して初めてその地域でタクシードライバーとして従事できるようになります。 「指定のエリアに関する地理に関する内容」としては、地図で示された主要幹線道路を答えるものと地図で示された主要施設を答えるものが出題されます。応用問題として、主要施設と市区町村、駅との関係を問うものや、乗車地から降車地までの最短経路を問うものなどがあります。 「タクシー事業に係る法令、安全及び接遇」については、下記のような内容が出題されます。 法令・・・道路運送法、タクシー業務適正化特別措置法、その他の関係法令に関すること 安全・・・当該指定地域における交通事故の発生状況、交通事故の防止及び事故発生時の措置に関すること 接遇・・・タクシーの運転者の基本的な心構え及び接遇に関する事項や高齢者・障害者等の乗車、降車等におけるタクシー運転者の対応に関すること 地理試験の試験会場について タクシーの地理試験の開催場所は、各県のタクシーセンターにて実施しています。以下に東京、神奈川、大阪の地理試験会場についての詳細を記載します。また、大阪の地理試験の概要が変更になりタクシーセンターでの講習(4日間)を受講するのが義務付けられており、講習の最終日に地理試験を受ける流れになります。 東京都の地理試験会場について 施設名 公益財団法人東京タクシーセンター 住所 東京都江東区南砂7-3-3 開催日 月・火・金曜日(但し、休日、祝日及び12月29日から12月31日までと1月2日、1月3日を除く) 受付時間 「地域に係る地理」を受験される場合は午前10時まで「法令、安全及び接遇」を受験される場合は午後1時まで 所要時間 各科目申請手続きから合格発表まで概ね2時間 受験料 各科目ごとに3,400円) 問題数 地域に関する地理の科目は40問中32問以上で合格法令、安全及び接遇の科目は45問中36問以上で合格 合格発表 所要時間内に発表します 持ち物 受験料、運転免許書、筆記用具(鉛筆、消しゴム、ボールペン) 参考URL 公益財団法人東京タクシーセンター 神奈川県の地理試験会場について 施設名 一般財団法人神奈川タクシーセンター 住所 神奈川県横浜市中区日ノ出町二丁目130番地 開催日 月・金曜日(※月曜日は法令、安全及び接遇の試験のみ) 受付時間 「地域に係る地理」を受験される場合は午前9時~9時20分まで「法令、安全及び接遇」を受験される場合は月曜日午後1時~1時20分、金曜日午後2時~2時20分 試験時間 各科目1時間 受験料 各科目3,400円 問題数 地域に関する地理の科目は40問中32問以上で合格法令、安全及び接遇の科目は45問中36問以上で合格 合格発表 所要時間内に発表します 持ち物 受験料、運転免許書、筆記用具(鉛筆、消しゴム、ボールペン) 参考URL 一般財団法人神奈川タクシーセンター 大阪府の地理試験会場について 施設名 一般財団法人大阪タクシーセンター 住所 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目5番9号 開催日 事前に申込みが必要なので、タクシーセンターに要確認 受付時間 事前に申込みが必要なので、タクシーセンターに要確認 試験時間 各科目1時間 受験料 各科目3,400円 問題数 地域に関する地理の科目は文章問題40問(○×式:25問、選択肢式:5問、地図問題:10問)80点以上で合格法令、安全及び接遇の科目は文章問題15問(○×式:10問、選択肢式:5問)80点以上で合格 合格発表 所要時間内に発表します 持ち物 受験料、運転免許書、筆記用具(鉛筆、消しゴム、ボールペン) 参考URL 一般財団法人大阪タクシーセンター 地理試験のポイント 試験問題は、基本問題25問、応用問題25問という構成です。前半の基本問題をなるべく全問正解できるようにするのが合格への近道です。 基本問題は、東京であれば6パターンの主要幹線道路、交差点図と主要施設図が用意され、必ずその中から出題されることが決まっています。この6パターン×2の12パターンの幹線道路、交差点、主要施設を完全暗記してしまい25点確実に得点できるようになってしまえば、応用問題は25問中7問正解すればよいことになります。 地理試験の初回での合格率は一般的に4割くらいと言われ、難易度の高い試験といえます。何度でもチャレンジできる試験なので、繰り返しトライして合格する方もたくさんいらっしゃいます。1度失敗してもあきらめずにチャレンジしましょう。 勉強方法としてはやはり暗記がポイントです。各タクシーセンターでは過去問題集が販売されていますので、ひたすら暗記に取り組みましょう。タクシー会社によっては入社後の研修として地理試験の勉強ができる会社もあるのでそういった研修を利用するのも一つの手でしょう。 暗記することはとても大変なことですが、お客様の行き先に最短ルートで案内できたり、効率的に流し営業ができるようになったりと実務に直結することなので試験のために、というより実務でどう活かしていくか、を考えて勉強を進めるとよいでしょう。 関連記事 【地理試験の疑問】過去問・テキストの入手方法や受験場所・時期!タクシードライバーになるには必要? タクシー運転手に必要なスキルについて タクシー運転手になるためには以下のようなスキルも大切なので試験勉強と併せて日々磨いていきましょう。 安全運転のスキル 当然のことながら運転技術は必要です。タクシー運転手に求められる運転技術は、安全運転であること。また、丁寧な運転であることです。事故を起こさないことはもちろんですが、急ブレーキや急発進も避けてください。なるべく車の揺れが少ない運転ができるとお客様の満足度も高くなるでしょう。運転が荒くならないように気を配り、お客様を不快にさせないよう心がけてください。コップに水をいれて零さないような練習も効果的かもしれませんね(笑) 接客のスキル 忘れてしまいがちですが、タクシー運転手は接客業です。接客のスキルも大切です。人と接するのが好きでコミュニケーション能力のある方、どんな人に対しても笑顔で明るく接することのできる方は、接客スキルが高いケースが多いでしょう。また、気配りができることも大事なスキルの1つです。些細なことであっても、常にアンテナを張って、お客様に対して丁寧に接することが大事です。 地図を暗記するスキル タクシー運転手という仕事柄、地図を暗記できるスキルはあったほうがよいでしょう。タクシーにはカーナビが搭載されていることが多いですが、カーナビを入力している時間は意外とお客様のストレスになってしまうもの。やはり自分の走るエリアの地理には詳しいほうがよいでしょう。すぐに道を覚えられるスキルがある方はタクシーの仕事も難なくこなせるはずです。 いかがでしたでしょうか。ここまでタクシー運転手に必要な資格やスキルについて見てきました。タクシー運転手は努力次第で収入アップが見込める仕事です。ぜひタクシー業界で活躍してみてはいかがでしょうか。もし今、転職先を探しているのであればタクシードライバー・運転手の求人・転職ならドライバーズワークをご利用ください。 関連記事 タクシー運転手が知っておくべき接客やビジネスマナー 関連記事 タクシー運転手の研修ってどんなことをするの?教育体制は?

タクシードライバーの勤務体系・勤務時間を勤務スタイルの例で徹底解説!

タクシードライバーの勤務体系・勤務時間を勤務スタイルの例で徹底解説!

みなさんが普段見かけるタクシーは朝も夕方も夜中も走っており、いつ休んでいるのかと思うほどどの時間帯で見かけることがあると思います。今回はそんなタクシードライバー(タクシー運転手)がどんな働き方をしているのかをご紹介します。タクシードライバー(タクシー運転手)は主に「昼日勤」「夜日勤」「隔日勤務」という3つの働き方がありますのでそれぞれ詳しくご紹介します。 関連記事 タクシードライバーの点呼から終業までの1日の流れ 関連記事 タクシードライバーの1日の売上にノルマってあるの?   昼日勤とは こちらは普通のビジネスマンと同じ昼間だけ働く勤務体系です。 勤務時間は、8時間勤務で休憩が1時間あるのが主流です。一般的なのは昼日勤朝7時~夕方16時まで、もしくは朝8時~夕方17時までという勤務時間になります。(※タクシー会社によっては多少前後する場合もあります。) 普通のビジネスマンと比べて朝が早いですが終わるのも早いです。その他の、夜日勤、隔日勤務とは異なり、夜勤の無い勤務体系なので女性や高齢の方に特に人気があります。 日勤のタクシードライバーの勤務スタイル例 勤務時間AM7:00~PM16:00、AM8:00~PM17:00など 休憩時間 1時間/1乗務 勤務日数 22~24乗務/月 昼日勤の場合、メインのお客様は、早朝に通勤でタクシーを利用するビジネスマンや、住宅街から病院などに向かう高齢者などがメインとなり、特に早朝の時間帯での売上が多いため、早朝の時間帯をいかに効率的に利用するかが売上アップのポイントだと言われています。 この昼日勤という働き方は、タクシードライバーになりたい方には人気がある一方で、タクシー会社にとっては、昼だけ働ける人ばかり採用してしまうと、夜間帯のタクシードライバーが不足し、その結果夜間のタクシーの稼働率が下がり、その分夜間の売り上げが低下してしまうという理由から、昼日勤を採用しているタクシー会社は非常に稀です。 昼日勤の一ヶ月の勤務スタイルのイメージを下の図にまとめてありますのでご覧ください。 下記例では、日曜日が公休となっていますが、タクシー会社は基本的にシフト制のため、シフトによっては休みの曜日は変動する場合がほとんどです。   夜日勤とは 夜日勤は先ほどの昼日勤とは逆に毎日夜間のみ勤務するという働き方です。 夜間勤務のため、タクシーには深夜割増料金が発生するため昼日勤に比べて給料は上がりやすくなる傾向があります。 また、お客様も昼間とは異なり、夜ならではの繁華街に向かう方、お酒を飲み終わったって帰宅される方、終電を逃してしまった方などになります。 運転距離も昼間に比べて長距離のお客様も比較的多くなりますし、深夜割増料金もつきますので売上が上げやすい時間帯と言えますがこれも「昼日勤」と同じくこのシフトだけを採用しているタクシー会社はかなり少ないのが現状です。 日勤のタクシードライバーの勤務スタイル例 勤務時間 PM6:00~AM2:00、PM7:00~AM3:00など 休憩時間 1時間/1乗務 勤務日数 22~24乗務/月   隔日勤務とは タクシー会社では主流の勤務形態になるのが、この「隔日勤務」になります。 勤務時間は、昼日勤と夜日勤の2つをくっつけて2日分を一気に働くような勤務形態です。 隔日勤務の場合、出勤した日の仕事終わり、つまり出勤の翌日は「明番」というお休みになります。勤務時間は、だいたい20時間程度の勤務で、その間に3時間休憩休憩が入るのが一般的な隔日勤務のスタイルです。 隔日勤務では、下のカレンダーのように、出勤日である「出番」、仕事が終わった後が休みになる「明番」を2回繰り返した後に、一日丸々お休みになる「公休」を繰り返していくような働き方になります。 隔日勤務の勤務時間帯はタクシー会社によって大きく異なる場合があります。 基本的にタクシー会社は24時間営業をしており、その間タクシーが常に稼動できるように、どの時間帯でもドライバーが不足しないようにスケジュールが組まれており、タクシー会社1社の中で、以下のA勤務~I勤務の中から最低2つの時間帯の勤務パターンを持っていることが多いです。 タクシー会社で比較的多く使われているのが、B勤務とE勤務の組み合わせや、A勤務とF勤務の組み合わせなど、A・B・E・Fの組み合わせが多くなっています。 隔日勤務のタクシードライバーの勤務スタイル例 勤務時間 ・A勤務:7:00~3:00(3時間の休憩を含む) ・B勤務:8:00~4:00(3時間の休憩を含む) ・C勤務:9:00~5:00(3時間の休憩を含む) ・D勤務:10:00~6:00(3時間の休憩を含む) ・E勤務:12:00~8:00(3時間の休憩を含む) ・F勤務:13:00~9:00(3時間の休憩を含む) ・G勤務:14:00~10:00(3時間の休憩を含む) ・H勤務:15:00~11:00(3時間の休憩を含む) ・I勤務:16:00~12:00(3時間の休憩を含む) 休憩時間 3時間/1乗務 勤務日数 11~13乗務/月 関連記事 タクシーの隔日勤務はきつい!?隔日勤務の働き方を詳しく解説   タクシー運転手の生活スタイル(一日のスケジュール例) 多くのタクシードライバーは、通常隔日勤務で業務を行います。1日出勤して1日休むような働き方をしており、1回の勤務時間は通常15.5~18時間で、その間で3時間程度の休憩や仮眠の時間を取りながら乗務します。こちらではそのスケジュール例をご紹介します。 8:00:出社 出社後、まず出勤者の点呼とアルコール検査が行われます。アルコール反応が微量でも検出された場合はその日の乗務は絶対に許されません。その後、車両点検、カーナビなど車内設備の確認を行い出庫の準備をします。 9:00:出庫 車両の出庫作業とともにその日の乗務が開始されます。午前中はビジネスパーソンや主婦の方々が主な顧客層となります。 休憩・仮眠 乗務時間は長いため、合間を見て休憩や仮眠をとりましょう。車中で仮眠するケースもありますが、休憩や仮眠のために営業所に戻ることも可能です。従業員の健康管理と事故予防を最優先に考えられ、そのために1日に3時間の休憩を必須としています。 22:00:割り増し時間 22時以降は割増賃金になります。コンサートや飲み会から帰る人々が多く、乗客を獲得しやすいエリアも昼間とは異なります。特に終電を逃した乗客などは長距離の利用が期待されるため、営業売上の観点では稼ぎやすい時間帯といえます。 25:00:点検、洗車、仕事終了 営業所に戻った後、タクシーの点検と洗車を行います。また、乗務日誌の記録、クレジットカードやタクシーチケットなどの清算処理などを完了させ、その日の仕事を終了します。   タクシー運転手の休日の過ごし方(勤務形態別) 休日を充実させるためには、生活リズムを確立することが重要です。ルーティンを設定することで、体は日常生活に適応しやすくなりますが、疲れを癒すなどの基本的なケアも欠かせません。以下では、異なる勤務形態に合わせた休日の過ごし方を紹介します。 日勤勤務の場合、疲労を軽減しながらリラックスしましょう! 日中の仕事は一般的な企業の勤務時間と同じですが、休日が週末や祝日に固定されていないため、休暇の取り方が鍵となります。体への負担がかからないように連続勤務を避け、忙しい用事がある休日には、連続休暇を計画しましょう。 連続休暇を取れば、少なくとも1日はリラックスして体を休めることができ、体力に余裕があれば自分の自由な時間を楽しむこともできます。また、友人や家族との予定がある場合、連続休暇を取ることで、夜遅くまで楽しむことにも心置きなく取り組むことができます。 隔日勤務のスケジュールを利用して、勤務日と休日を最適にプラン! 隔日勤務は、1回の勤務で2つのシフトをこなす形態です。そのため、1回の勤務での負担が大きく、夜中に仕事を終えるため、翌日は昼過ぎまで睡眠をとることがお勧めです。ただし、次の勤務まで寝すぎてしまうと、逆に疲労が蓄積しやすくなるので、適度な休息を心がけましょう。 隔日勤務は一般的な生活リズムと異なるため、まずはルーティンを設定することが役立ちます。ある程度のリズムを整えて、休日も同様のリズムで過ごすことで、次の勤務日もスムーズに適応できるようになります。   タクシー会社は残業が多い?ブラック企業? タクシードライバー未経験の方から良く「タクシードライバーは残業が多そう」「過酷で、ブラック企業だから・・」という話を耳にすることあります。 実際はどうかというと「まったくもって、そんなことはありません!」 タクシー会社の労働時間は、国土交通省と厚生労働省によって厳しく法規制が整備されており、違反した場合には厳しい罰則もあるため、どのタクシー会社であってもその規程内で労働条件が決められています。それは乗客の命を扱うものですから、無理して残業することが常態化してしまっていてはタクシードライバーだけでなく乗客も危険なためです。 関連記事 タクシードライバーの1日の売上にノルマってあるの? 関連記事 タクシーの仕事って残業が多くないですか? タクシー会社の労働時間の法定規則 1ヶ月の拘束時間は262時間が限度。ただし労使協定があるときには、1年のうち6ヶ月までは270時間まで延長することが出来る。 2暦日(隔日勤務のこと)の拘束時間は21時間以内とする。また、勤務終了後20時間の休息時間が必要である。 つまり、隔日勤務の場合、一回勤務する場合の勤務時間は最大21時間、勤務後は20時間以上休むということです。したがって勤務終了時間が朝5時だった場合に、その日の内に次の勤務が始まることは決してありませんし、1出番が21時間拘束であった場合、 270時間÷21=12日と18時間となり、最大でも12出番+18時間しか勤務することはできません。 1ヶ月のうち最大でも13出番で、残りは明け番のお休み、もしくは公休で1日お休みとなるため、比較的自由な時間が多いというのが、タクシードライバーの働き方の特徴です。 もちろん、タクシードライバーはプロのドライバーでお客様の命を預かる大切なお仕事ですから、お休みの日には、次の出番のために体調管理を徹底する必要がありますので、休みの日の時間をすべてが自由に使ってよいというわけではありませんが、皆さんが思っている以上にしっかりと勤務時間が決められているため、慣れてくると働きやすいといわれています。 関連記事 タクシー運転手(タクシードライバー)は実は隠れた良い仕事

タクシー車内で飲食しても良い?守るべきマナーも紹介

タクシー車内で飲食しても良い?守るべきマナーも紹介

タクシーにまつわるマナーの1つに、タクシーの車内で飲食することの是非があります。今回はタクシー車内での飲食についてご紹介します。知らずに乗車して思わぬトラブルを起こしてしまわないようにタクシーのマナーを学びましょう! タクシーで飲み物を飲むのはOK? タクシーで飲み物を飲むことは基本的にOKです。むしろ必要な水分補給を我慢して脱水症状になってしまったら大変ですし、乗客自身が大変なのはもちろんタクシードライバー(運転手)への負担も掛かります。なお、タクシードライバーも社内で水分補給はしています。ただし車内を汚すことが無いような配慮は必要です。信号待ちなどの停車中に飲む、ペットボトルなどのキャップのあるものにするなどの心遣いは大切です。 控えた方が無難な飲み物 運送約款に基づき、車内を汚すおそれがあると思われた場合は、注意を受けたり乗車を拒否される場合もあります。 ■アルコール類 アルコール類はにおいが車内に付着してしまうおそれがあります。不意にこぼしてしまった場合はなおさらです。また、アルコールが入ることで気が大きくなってタクシードライバーとトラブルになるなどのケースもあり得ます。 ■紙パック、紙コップなど 不意にこぼしてしまった場合に車内を汚してしまうおそれがあります。 関連記事 禁煙タクシーで死亡事故の危険性が減る!?ドライバーと乗客の安全を守る タクシーで食事をとるのはOK? 電車やバスなどでの食事と同様に、タクシー車内においても食事の是非は悩ましいですよね。食事をしていたら運転手に怪訝な顔をされたという方もいらっしゃるかも知れません。一般的な運送約款においては食事を明示的に禁止していないため、どちらかといえばOKとしているタクシー会社がほとんどです。ただ、基本的には車内での食事はマナーに配慮しながら行った方が無難です。食事はにおいが車内に充満、付着する場合がありますし、それが降車した後も車内に残ってしまうと、次の乗客が不愉快な思いをする場合があるためにタクシードライバーは車内での食事を嫌うこともあります。においが強く付着するおそれがあると思われた場合はその時のタクシードライバーの判断により注意を受ける場合もあります。 タクシー車内の飲食で配慮したいマナー タクシードライバー(運転手)に一声かける タクシー車内で飲食する際にはまずタクシードライバーに一声かけましょう。基本的には「どうぞ!」と快諾されることがほとんどですし、一声掛けることで空気も良くなります。 においのしないものを選ぶ 車内で食事する場合、何を食べるのかは大きなポイントです。次に乗車する乗客の事にも十分配慮して、においの強いものは避けましょう。ファーストフードなどはにおいが残りやすい代表例です。 こぼしにくいものを選ぶ においの他に食べこぼしも不安要素の一つです。食べ物をこぼしてしまって車内に付着してしまうと、確実に次の乗客が不快な思いをしますからタクシードライバーが清掃しなくてはならなくなります。こぼしにくいもの、食べかすの出にくいものを選びましょう。 当然ゴミは持ち帰る 食事をして出たゴミをドアポケットや座席に放置することは避けましょう。タクシードライバーにとっては、良かれと思って飲食を許可していてもこういう目に遭ってしまうと次からは食事を断ってしまうかも知れません。 タクシーでドライブスルーをさせてくれることもある タクシーで飲食をして良いかどうかは、その時の運転手によって異なりますが、ドライブスルーに関しても同じことが言えます。運転手によってはドライブスルーにも対応してくれますので、必要があれば相談してみると良いでしょう。 タクシードライバーと乗客どちらも快適に過ごせるよう、必要な配慮を持っておきましょう。 タクシードライバー(運転手)が心得るべき車内飲食にまつわるマナー タクシー車内での飲食について、タクシードライバー側が心得るべき対応についても見ていきましょう。 車内を汚すおそれがある場合の注意は言葉を選ぶ タクシードライバーとしては乗客に快適に過ごしてもらいたい、快適な環境を提供したいと考えることと思います。しかし、乗客は1人だけでは無い中で、次の乗客のことも考えると時には注意が必要な場合もあるでしょう。そういう場合には乗客の気持ちに寄り添いながら丁重に伝えましょう。 降車後に十分喚起する 食事をした乗客が降車した後はしっかりと換気、消臭を行いましょう。また乗客が居た座席を確認し食べこぼしや汚れがないか必ず確かめましょう。 関連記事 タクシードライバー・タクシー運転手の制服と服装の決まりとは? 今回はタクシー車内での飲食にまつわる、乗客とタクシードライバーが心得るべき対応についてお伝えしました。乗客とタクシードライバーの双方が理解して、お互い心地よく過ごせますように。 これからタクシー運転手になる場合にはこちらの「ドライバーズワーク タクシー求人検索」からタクシードライバーの求人を探しましょう。タクシー業界知識に詳しいキャリアアドバイザーが無料でご相談をお聞きしますので、お悩みの方はぜひ活用してみてください。 新着タクシー求人を見る

タクシーに自転車は乗せられる?自転車を積む方法と運ぶ際の注意点

タクシーに自転車は乗せられる?自転車を積む方法と運ぶ際の注意点

趣味で自転車に良く乗る方や、自転車で通学・通勤をしている方にとって、途中で自転車に乗れなくなってしまった場合の対処法が気になるでしょう。自転車に乗っていたらパンクしてしまった、転んでケガしてしまったなどの理由から、途中で自転車を漕げなくなってしまう可能性があります。そうなったときに近くにサイクルショップがあったり、休憩できる場所があったりすれば良いのですが、必ずあるとは限りません。その際にタクシーを思い浮かべる方もいるでしょう。タクシーで自宅や学校・勤務先まで送ってもらいたい…果たして自転車ごとタクシーに乗れるのでしょうか? タクシーに自転車は乗せられる? 結論からお伝えすると、タクシーに自転車を乗せることは可能です。ただし、自転車の種類や、タクシーの種類によって異なることは念頭に置いてください。 自転車の種類によっては乗せられる 自転車の種類として、一般的な自転車のシティサイクルの他、ロードバイクやマウンテンバイク、クロスバイク、折り畳み自転車など様々な種類があります。その中でも折り畳んだり、パーツを外したりしてコンパクトにまとめられる自転車の場合には、自転車ごとタクシーに乗せてもらえる可能性が高くなるでしょう。 タクシーの種類によっては乗せられる タクシーと言うと、昔ながらのセダン型の車両をイメージする方も多いかもしれませんが、最近ではワンボックス型の車両やミニバン型の車両を街で見かけるようになりました。セダン型の場合には物理的に自転車を乗せることが不可能でしたが、こうした大きめの車両ではバックドアから自転車を入れてもらえることがあります。最近増えてきたUD(ユニバーサルデザイン)タクシーは、車いすのまま乗り込むことができるように設計されているため、自転車のサイズが入るようなら、自転車ごと乗せてもらえるでしょう。また、場合によってはセダン型のタクシーでも、自転車を運んでくれることもあります。後ほどご紹介しますが、サイクルキャリアを使えばセダン型の車両でも自転車を運ぶことができるようになるのです。 関連記事 タクシー運転手の研修ってどんなことをするの?教育体制は? タクシーに自転車を積む2つの方法 タクシーに自転車を乗せる際には、2つの方法があります。1つはワンボックス型やミニバン型の大きめの車両で、タクシーの車内に乗せる方法。もう1つはタクシー車両の後部に乗せる方法です。 方法1:タクシーの車内に乗せる おそらくイメージするのがこちらでしょう。タクシーの車内に自転車をそのまま乗せる方法です。輪行(りんこう)といって、自転車を折り畳む、あるいはパーツを分解してコンパクトにする袋にしまい、公共交通機関を利用している方を見かけたことがあるかもしれません。これと同じ要領でコンパクトにして、タクシーに乗せます。また、最近増えてきたワンボックス型やミニバン型などの大きいサイズの車両なら、自転車を折り畳まなくても乗せることができます。 方法2:タクシー車両の後部に乗せる タクシー車両の後部に乗せる方法もあります。後部というのがイメージしづらいかと思いますが、サイクルキャリアといって、車両の上部や後部に自転車などを乗せるための器具をつけます。そのサイクルキャリアの上に、自転車が動かないように設置することで、セダン型のタクシーでも自転車を持ち運ぶことができるようになるのです。車両の外側に自転車を乗せることになりますので、雨が降ったら自転車に直接雨が当たってしまいます。そのため、積む際にはサビないように袋で覆っておくと良いでしょう。 こうした自転車を乗せることのできるタクシーを、サイクルタクシーと呼びます。都心部ではなかなか見かけませんが、地方にはサイクルタクシーもあります。自転車で出かける際には万が一のことも考慮して、あらかじめサイクルタクシーを調べてみてはいかがでしょうか。 自転車を乗せるなら知っておきたい注意点 タクシーに自転車を乗せようと考えることもあるかもしれません。その際にあらかじめ知っておきたい注意点があります。 乗車拒否されることもある まずは乗車を拒まれることがあることを知っておきましょう。先ほどもお伝えしましたが、セダン型の車両では物理的に自転車を乗せることができません。トランクに収まりきらない荷物がある場合には乗車できません。また、雨などで濡れている場合、車内が汚れてしまうので乗せてもらえないということもあります。1人目のお客様の輸送が終わったら他のお客様を乗せることになりますが、車内が汚れてしまったらすぐに乗せることができなくなってしまいます。そういった理由から、雨や泥などで車内が著しく汚れると考えられる場合には乗車できませんのでお気をつけください。 営業所に自転車を乗せられるタクシーの依頼をしよう 都心部ではセダン型の車両で自転車を乗せてくれることはないと考えて良いでしょう。もし自転車を乗せてもらいたいのであれば、ワンボックス型かミニバン型のタクシーを探しましょう。見つからないようなら営業所に電話し、自転車を積めるサイズのタクシーを依頼しましょう。 関連記事 タクシー配車アプリ「JapanTaxi」について 袋に入れるなどの配慮をしよう 自転車をタクシーに乗せる際には、車内を汚さないように工夫しておくことがマナーでしょう。あらかじめ自転車を拭いてキレイにしておく、袋に入れて車内が汚れないようにするなどの工夫をして、タクシー運転手も利用者も、お互いが気持ち良く過ごしてみてください。なお、このようにタクシーに乗せる可能性も考え、自転車を拭くためのタオルや収納するための大きめの袋を用意しておきましょう。 今回はタクシーに自転車を乗せられるのかという疑問を解決し、注意点もお伝えしました。タクシーに自転車を乗せることは可能ですが、セダン型の車両なら物理的に乗せられなかったり、場合によっては乗車拒否されたりすることもあります。もし乗せてもらえる場合でもタオルや袋を用意しておいて、車内を汚さないように配慮してください。このように、万が一のことにも気を配っておき、自転車でのお出かけを楽しんでみてはいかがでしょうか。 新着タクシー求人を見る

タクシーの営業区域や区域外営業などエリアについて

タクシーの営業区域や区域外営業などエリアについて

タクシーは場所を選ばず自由に営業をして良いという訳ではありません。「営業区域」と呼ばれる、タクシー会社ごとに指定された区域内のみに限られ、この外で営業することは禁じられています。タクシー運転手として働くなら営業区域について、きちんと知っておきましょう。 関連記事 タクシー運転手の研修ってどんなことをするの?教育体制は? 営業区域は法令で定められている 営業区域とは、タクシー会社や営業所の所在地にもとづいて国土交通省が指定する、そのタクシー会社の営業が許可された区域のことです。タクシーを運行する際は、お客様の乗車地と降車地のどちらかが、この営業区域内でなければいけません。営業区域は、タクシーの需給量の調整のために設けられており、営業区域ごとに乗車料金も異なるのが一般的です。 営業区域を超えた運行が可能な場合 タクシーの運行は、基本的には営業区域内のみと定められていますが、例外もあります。例えば、営業区域内で乗せたお客様が区域外の目的地を指定した場合は、区域を越えての走行が可能です。営業区域外でお客様を降車させた後は、営業区域まで戻ることになりますが、その際にはなるべくお客様に呼び止められないよう、タクシーの前方にある表意を「回送」に切り替えます。 ただ、「回送」の表示にしていても、お客様が手を挙げて呼び止められることもあります。その際にお客様の目的地が営業区域であれば、お客様を乗せて運行することができます。 タクシー営業の禁止行為として、道路運送法第20条に以下の記述があります。 一般旅客自動車運送事業者は、発地及び着地のいずれもがその営業区域外に存する旅客の運送(路線を定めて行うものを除く。)をしてはならない。 出典:道路運送法 第20条 東京都の営業区域について 東京都の営業区域は、以下の5つに分かれています。 営業区域 対象となる地域 東京特別区・武三交通圏 東京23区、武蔵野市、三鷹市 北多摩交通圏 立川市、府中市、国立市、調布市、狛江市、小金井市、国分寺市、小平市、西東京市、昭島市、武蔵村山市、東大和市、東村山市、清瀬市及び東久留米市 南多摩交通圏 八王子市、日野市、多摩市、稲城市及び町田市 西多摩交通圏 青梅市、福生市、あきる野市、羽村市及び西多摩郡瑞穂町、日の出町、多摩町、檜原村 島しょ区域 島しょ毎 例えば、東京特別区・武三交通圏を営業区域とする場合、23区内で乗客を乗せ、北多摩交通圏である立川市で降ろすことは可能です。その帰りに立川市で乗客を乗せ、武蔵野市や三鷹市で降ろすことも問題ありません。ただし、立川市で乗せた乗客を、府中市や八王子市、青梅市まで輸送することはできません。 違反するとどうなるの? すでにお伝えしたように、対象となる営業区域の外側でお客様を乗せて、営業区域の外側で降車させた場合には違法営業となります。その場合には、そのタクシー運転手が所属するタクシー会社が行政処分を受けることになります。 違反した場合の罰則に関しては、以下の道路運送法第98条をご覧ください。 次の各号のいずれかに該当する者は、百万円以下の罰金に処する。 出典:道路運送法 第98条 区域外での営業はタクシー会社に知られる仕組みになっている 営業区域外で営業をしてしまうと、タクシー会社が処分を受けることになります。それではタクシー運転手個人が営業区域外で営業しても罰則を受けないのではないか?と思うかもしれません。タクシー運転手が自分から言ったり、誰かに言われたりしなければ、タクシー会社にバレることはないのではないか?と考える方もいるでしょう。しかし、最近では運転手がごまかしたとしても、タクシー会社がごまかしを把握できる仕組みになっています。それにはタクシーの乗務記録がかかわってきますので、まず乗務記録について確認しておきます。 旅客自動車運送事業運輸規則という法律によって、タクシー運転手には乗務記録(営業日誌)をつけることが義務付けられています。 一般乗合旅客自動車運送事業者及び特定旅客自動車運送事業者は、事業用自動車の運転者が乗務したときは、次に掲げる事項を運転者ごとに記録させ、かつ、その記録を一年間保存しなければならない。 一 運転者名 二 乗務した事業用自動車の自動車登録番号等当該自動車を識別できる記号、番号その他の表示 三 乗務の開始及び終了の地点及び日時並びに主な経過地点及び乗務した距離 四 運転を交替した場合は、その地点及び日時 五 休憩又は仮眠をした場合は、その地点及び日時 六 第二十一条第三項の睡眠に必要な施設で睡眠をした場合は、当該施設の名称及び位置 七 道路交通法(昭和三十五年法律第百五号)第六十七条第二項に規定する交通事故若しくは自動車事故報告規則(昭和二十六年運輸省令第百四号)第二条に規定する事故(第二十六条の二及び第三十七条第一項において「事故」という。)又は著しい運行の遅延その他の異常な状態が発生した場合にあつては、その概要及び原因 八 乗務した事業用自動車(乗車定員十一人以上のものに限る。)に車掌が乗務した場合は、その車掌名 九 前号の場合において、車掌がその業務を交替した場合は、交替した車掌ごとにその地点及び日時 (後略) 出典:旅客自動車運送事業運輸規則 第25条 この乗務記録(営業日報)は、昔はタクシー運転手が手書きしていましたが、この場合には区域外で営業しても、ごまかすことができてしまいました。しかし、最近ではGPSによって、自動的に記録するようになっています。タクシー運転手がお客様を乗せて「空車」から「賃送」に切り替えるときの情報などを記録しているのです。また、お客様を降車させるときにも表示を切り替えますが、その際の記録も残しています。タクシー運転手が、区域外での営業をしないような仕組みができました。 関連記事 タクシードライバーの点呼から終業までの1日の流れ 今回はタクシーの営業区域についてご紹介しました。営業区域を守らなければ、乗務ができなくなることもあります。タクシードライバーはもちろん、これからタクシードライバーを目指す方もこの点は必ず覚えておきましょう。なお、タクシー運転手は40代・50代など中高年で未経験でも活躍しやすい特徴があります。仕事をお探しの方は、タクシー運転手もご検討してみてはいかがでしょうか。少しでもご興味があれば、こちらの「タクシー運転手の求人を検索」からお仕事をお探しください。

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